2014年 09月 15日 01:22
9月12日(金)からサンシャインシティで始まった「Festa do Brasil 2014」。
ワールドインポートマートビル4階のブラジルマーケットでは、ステージで連日イベントが繰り広げられるほか、ブラジル雑貨やラテンアメリカ関連の飲食店などがずらりと並ぶ。屋外スペースではシュハスコとビアガーデンも開店している(15日(月・祝)まで)。
その中のひとつ「Brazilian Chikin/Brazilian Pork」は、ブラジルの食肉関連団体のブース。
ショップではないが、日本への輸出促進を目的に、日に何回か時間を区切ってブラジルの鶏肉、豚肉の試食デモンストレーションを行っている。
また、会場では、鶏肉と豚肉を使った料理のレシピブックも無料で配布している。
主催しているのはブラジル動物性タンパク質協会(ABPA)。2014年に、ブラジル鶏肉連合(UBABEF)とブラジル豚肉生産輸出業協会(ABIPECS)が合併して誕生した組織だ。
ABPAによると、ブラジル産鶏肉の年間生産量は1230万トンで、世界第3位。日本をはじめ世界150市場へ輸出されている。ブラジル産豚肉の年間生産量は330万トン。輸出量は世界第4位だという。
厳しい管理体制の中で生産・製造されているのもブラジルの食肉産業の大きな特徴だ。鶏肉では鳥インフルエンザを発生したことがない。豚肉に関しても、日本は2013年からサンタカタリーナ州産の豚肉の輸入を始めたが、同州は14年間、ワクチンを摂取せずに口蹄疫が発生していない「ワクチン非接種清浄地域」になっている。
(写真・文/麻生雅人)
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