「ミヤネ屋」でも話題に。天才日系ブラジル人少女歌手・山下ヤスミンさん

2014年 10月 27日

少しハスキーな大人びた声をビブラートさせ、見ぶり手振りを加え情緒もたっぷり・・・。次世代を担う日系歌姫が現れた。

山下ヤスミンちゃん(11、四世)=聖州ツッパン在住=だ。今年(2014年)4月12日、新人歌手を発掘する人気テレビ番組「ラウル・ジル(ハウウ・ジウ)」の子供版で日本の歌謡曲を歌い、見事優勝を勝ち取った。

日系歌姫の噂は日本まで届き、情報TV番組「ミヤネ屋」(読売、日本テレビ)でも「世界を揺さぶる魂の歌声“日本の心”を歌う日系ブラジル人少女」と紹介され(9月23日)、ネット上で「天才歌姫」「奇跡の歌声」などと話題になっている。

ヤスミンちゃんは本紙のメール取材に対し、「日本で知られるなんて思っても見なかったので、とっても嬉しい!」と、思いがけない展開に、喜びを隠しきれない。

3歳から自宅で母親と共に歌の練習を始め、4歳から地元のカラオケ大会に出場、5歳で聖州選抜カラオケ大会(パウリストン)で初優勝。現在は同大会で6勝、全伯カラオケ大会(ブラジレイロン)で4勝を誇る。

ラウル・ジル(ハウウ・ジウ)では「昭和最後の秋のこと」「愛は花、君はその種子」「白い雪」など日本の歌謡曲を披露し、ブラジル人の観客と審査員を魅了、「あなたの歌を聞いていると涙がでる」と審査員に言わしめた。

山下ヤスミン

「この番組に出場するのが夢だったので、夢が叶ってとっても幸せ! 両親がすごく助けてくれた。全てに感謝したい」と大満足のヤスミンちゃん。優勝後、モジの「第29回秋祭り」でも、その美声を披露した。

好きなジャンルはニュー演歌やロマンチックなポップ音楽。歌手では香西かおり、都はるみ、島津亜矢、チェウニ(韓国出身の歌手)がお気に入り。「日本語の個人レッスンを受けているし、いつも歌詞を訳してもらうので、意味はちゃんと理解できる。音楽を心で感じようと努めている」。

テレビ番組「ミヤネ屋」では、「歌詞が分からないブラジル人を感動させられるだけの表現力がある」「日本の芸能界にデビューしてもらいたい」と出演者にも絶賛されていた。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Reprodução/Facebook)