ブラジル南部グラマードのクリスマス・イベント、ナタウ・ルース

2014年 12月 14日

ナタウ・ルース

クリスマスシーズンに入りブラジル各地でさまざまなイベントが行われているが、南部にあるリオグランジドスウ州グラマード市は、ブラジル国中でも特に盛大なクリスマスのイベントが行われることで知られている。

カーニバルのようなパレードから、光と音楽のショーなど、盛りだくさんのアトラクションが用意されている名物行事「ナタウ・ルース」が今年もはじまっている。現地メディア「G1」が伝えている。

2014年で29回目となる「ナタウ・ルース」は、前夜祭をかわきりに10月31日からスタートしている。人形劇場やテント劇場など市内に設けられた26の会場で、74日間に渡り連日いろいろな出し物が行われる。約160万人の観客が訪れると予想されている。開催は2015年1月11日まで。

「ナタウ・ルース」の期間中、最も人気が高いのは、「グランジ・ジスフィーリ・ジ・ナタウ(クリスマスの大パレード)」と、花火と音楽と噴水によるショー「ナチヴィタッテン」だという。

ジョアキーナ・ヒタ・ビエール湖で開催される「ナチヴィタッテン」は、光と花火、コーラス隊や歌手によるショーで、イエスキリストの誕生を紹介する。100名の声楽隊は、バッハのマニフィカト、ヘンデルのメサイアなどを披露する。2015年1月10日まで、毎週水曜と土曜と12月30日(火)、夜の21時半から開催される(次ページへつづく)。

ナタウ・ルース

(文/麻生雅人、写真/Cleiton Thiele/SerraPress)
写真は12月11日(木)、リオグランジドスウ州グラマード。名物「ナタウ・ルース」の人気イベントのひとつ「クリスマスの大パレード」

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著者紹介

加藤元庸 Motonobu Kato

加藤元庸 Motonobu Kato
1980年代後半にインディーズ映画制作会社エンボディメントフィルムズを創設。後にワーナーブラザースで宣伝に関わった後、ロスアンゼルスで多くの映画製作に携わる。 カナダやメキシコでのロケ地経験を通して、ブラジルで日本のCM制作に関わり、ブラジルに魅せられる。「TVグローボ」の日本キー局アイピーシーワールドに参加。リアルなブラジルの慣習と日々闘いながら、新プロジェクト開発部長として勤続中。
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