世界各地の都市が参加したアースアワーの消灯リレー。ブラジルでは200以上の自治体が参加

2015年 04月 1日

アースアワー ブラジリア

3月28日(土)、ブラジルの26の州都と連邦直轄区、180以上の市、600以上のモニュメントが、アースアワーのムーヴメントに同調して明かりを消したと、世界自然保護基金(WWF)が3月29日(日)に公表した。

アースアワー(ブラジルではオーラ・ド・プラネッタ)は年に1回、毎年3月の末ごろに開催される運動。世界中の各地で、その土地の時間で夜の8時30分から9時30分まで電気を消すというもの。

イベントが訴えるのは、持続可能な社会を創り上げていこうというメッセージ。気候変動によっておこる問題を人々に警告するためにシンボリックに行われる運動で、(2015年は)同ムーヴメントに172ヶ国の1万以上の都市が参加した。

アースアワー

アースアワー ブラジリア

世界自然保護基金(WWF)によると、ブラジルでは政府機関、企業や個人からの参加があったという。ブラジルでアースアワーの消灯に参加した有名な建造物は、ブラジリアのメトロポリタン大聖堂や国会議事堂など。

ブラジル以外ではパリのエッフェル塔が5分間、明かりを消した。セキュリティ上問題が生じるため、それ以上の時間の消灯はできないとのこと。また、パリではその他に300以上のモニュメントが消灯した。

その他、オーストラリアのシドニー、ニューヨークのタイムズスクエア、ロンドンのビッグベン、台湾の台北タワーも消灯した。

※アースアワーは、「「地球温暖化を止めたい」、「地球の環境を守りたい」という思いをわかちあう、世界最大の環境キャンペーン」(WWFジャパンによる)。世界中で、各地の現地時間で同時刻に消灯するムーヴメント。”消灯”が世界中を一周する。2014年には過去最多の162か国で行われたという。2015年は、日本では横浜市のみなとみらい地区が消灯した。下記はWWFによるキャンペーン映像。

(記事提供/Agência Brasil(※は編集部注)、写真/Elza Fiúza/Agência Brasil (28/03/2015))