セナも乗った名車トールマンTG184も日本初上陸。国内外の名車が鈴鹿に集結
2015年 06月 22日このイベントのために初来日したマシンがいくつかあります。セナが駆った「トールマンTG184」もそのひとつです。
ブラジルが生んだレジェンド、アイルトン・セナは、1984年、トールマンからデビューしました。デビューイヤーにも関わらず、2戦目で入賞、6戦目モナコグランプリではプロフェッサーことプロストを追い詰める走りで2位を獲得するなど、セナのトールマンでの活躍は、後の栄光へと繋がっていきました。
この「トールマンTG184」は、1984年にセナがドライビングしたマシン。1984年はまだ、日本グランプリが開催されていませんから(鈴鹿で日本グランプリが開催されるのは1987年から)、この日がトールマンTG184の日本初走行となり貴重なシーンとなりました。
コックピット後ろのエンジンカバー上部には「senna」の文字が。当日は音を聞く限り、快調での全開走行ではないような気がしましたが、4気筒ターボサウンドを響かせながら、鈴鹿サーキットを走行していました。初めて鈴鹿を走るTG184を、セナもきっと空の上から観ていたことでしょう(次ページへつづく)。
(写真・文/横手秀昭)
写真は「トールマンTG184」(1984年)