【8月26日誕生日のブラジル有名人】ドリ・カイーミ

2015年 08月 26日

1966年のフェスチヴァウ・インテルナシオナウ・ダ・カンサォン(国際歌謡祭、TVリオ)に出品した「サヴェイロス」(作詞はネウソン・モッタ)はナナ・カイーミが歌って国内部門で1位、国際部門で2位に輝いた。

翌67年には、主催がTVグローボに移行した同音楽祭の第二回目には「カンチーガ」(作詞:ネウソン・モッタ)を出品、こちらはMPB4が歌った。

1967年にはTVヘコール主催の第三回フェスチヴァウ・ヂ・ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ(ブラジリアンポップス音楽祭)では、「オ・カンタドール」をエリス・ヘジーナが歌って最優秀歌唱賞を受賞した。

サックス奏者のポール・ウィンター(ボサノヴァを知るためにリオデジャネイロを訪れたアメリカ合衆国のミュージシャン)の米国およびカナダでの六重奏に、アレンジャー兼ギタリストとして参加する。

1967年、カエターノ・ヴェローゾとガウ・コスタの共演作「ドミンゴ」、ジウベルト・ジウ「ロウヴァサォン」、68年にはマルコス・ヴァーリ「ヴィオラ・エンルアラーダ」、ジョイス「ジョイス」などの作品でアレンジを手掛ける。

また、映画やテレビの音楽も数多く手掛けている。「カーザ・アサシナーダ」(映画、1971、作曲はアントニオ・カルロス・ジョビン)、「サグラナ、オ・ドゥエーロ」(映画、1974)などでは挿入曲のアレンジ、「タチ・ア・ガロッタ」(映画、1973)、「ガブリエラ」(テレビ、1975)、「ベラ・ドンナ」(映画、1997)などでは作編曲を手掛けた(次ページへつづく)。

(文/柳田あや)