【8月26日誕生日のブラジル有名人】ドリ・カイーミ

2015年 08月 26日

ドリ・カイーミ

ソロ作品は1972年に「ドリ・カイーミ」(オデオン)、1980年に「ドリ・カイーミ」(EMI)、1982年に「ドリ・カイーミ」(EMI)を本国で発表。

1980年代末~90年代初頭にかけて合衆国のロサンゼルスに移住。

1988年に合衆国のエレクトラ・ミュージシャンから「ドリ・カイーミ」、1990年に「ブラジリアン・セレナータ」(WEA)、その後クインシー・ジョーンズが主宰するクエスト・レーベルから「キッキング・カンズ」(1993)と「イフ・エヴァー」(1994)、1997年には「トミ・コンタ・ヂ・メウ・フィーリョ、キ・エウ・タンベン・ジャ・フイ・ド・マール」(EMI)を発表。「ブラジリアン・セレナータ」は、1991年度グラミー賞のワールドミュージック部門でノミネートされた。「キッキング・カンズ」に収録されたアリ・バホーゾの名曲「アクアレーラ・ド・ブラジル」にはハービー・ハンコックも参加している。

1999年にリオへ戻ってくると、ミストゥーラでのライヴを成功させた。

その後、「シネマ~ア・ロマンチック・ヴィジョン」(1999、アトラサォン)、「インフルエンシアス」(2001、ユニバーサル)、同世代の仲間へのオマージュアルバム「コンテンポラーニオス」(2002、ユニバーサル)、ジョイスとの共作「リオ - バイーア」(2006、ファーアウト/ビクター)、「ムンド・ヂ・デントロ」(2009、ミュージックテイスト)、「ポエジア・ムズィカーダ」(2011、アカリ)、「セテンタ・アノス」(2013、アカリ)などを発表している。

「シネマ・ロマンチック・ヴィジョン」に収録された曲「パンテーラ・コール・ヂ・ホーザ」では、2000年度グラミー賞のベストインストゥルメンタルアレンジメント部門で競い合った。グロリア・エ・エミリオ・ステファン、フアン・ルイス・ゲラ、ジョン・セカダ、ペペ・アギラールとともに、ラテングラミー賞委員会に出席するために召喚された唯一のブラジル人となった。

「リオ – バイーア」はイギリスと日本市場向けに制作された作品で、録音はサンパウロで行われた。ブラジルではビスコイト・フィーノとパウ・ブラジルの2レーベルの名義で発売された。

「ポエジア・ムズィカーダ」はベストMPBアルバム部門およびベストMPB歌手部門でムジカ・ブラジレイラ賞を受賞している。

2011年にはマリオ・アヂネーの「ヴィニシウス&オス・マエストロス オルケスタ・イ・コンヴィダドス」に4曲で参加した(次ページへつづく)。

(文/柳田あや、写真/Divulgação/GloboNews)
写真は2014年、シコ・ピニェイロ(左)がホストを務めるTVグローボの音楽番組「サラウ」に出演したドリ・カイーミ(右)。「サラウ」は日本ではIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴のお問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで