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ブラジルの伝統芸能マラカトゥとサトウキビ栽培の関係

マラカトゥ・バキ・ソウト

砂糖産業の労働力は、当初インディオに大きく依存していたのですが、インディオの酷使、疫病の流行の結果、インディオの数は激減していきました。

そんな中、インディオへのキリスト教布教という使命をもったイエズス会の宣教師達の働きかけによって、1570年にインディオ奴隷化禁止令が発布されました。

そしてインディオの代わりの労働力として、アフリカから黒人奴隷が輸入されるようになりました。

黒人奴隷はサトウキビ栽培の重要な労働力を担いました。

マラカトゥ・フラウが、キャラクターや楽器の特徴としてアフリカ文化を色濃く受け継いでいるのは、そのような背景があったのです。

(文/唐木真吾、写真/Jan Ribeiro/Prefeitura de Olinda)
2015年2月17日、ペルナンブッコ州オリンダ市タバジャラーで出し物を披露するマラカトゥ・バッキ・ソウトのグループ

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著者紹介

1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。