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「リアル・ブラジル音楽」、新章を加筆した文庫版で登場

リアル・ブラジル音楽

まず全部で7つの章があります。第1章はブラジルの基礎知識です。歴史や人種、地理、文化といった事柄を簡潔にまとめています。これ、結構大事です。

ブラジルは国土が日本の23倍もあって、それぞれの地方で共有している文化や価値観が異なることもよくあるんですね。そういったことを理解するためにも、基本的な知識だけでも押さえておくと、俄然すいすい読めるはずです。

第2章から第4章は、いよいよブラジル音楽の歴史です。話は1500年代からスタートします。

年代順にインディオや黒人奴隷の音楽、サンバやボサノヴァの誕生、そして2010年代の最新音楽事情までだいたい60個くらいの項目があります。

「え、簡潔って言ってたのに60もあるの?」と思うかもしれませんがご心配なく。すべての項が2ページ以内なので、あっという間にすべて読み終わってしまいます。

もちろん、短くても内容は充実しています。とくに最低限おさえておくべき音楽家の名前がしっかり書かれている点は重宝します。

この本片手に気になる名前をインターネットで検索すれば、たくさん音源が聴ける時代です。字面だけではなく音や映像とともに楽しむのがオススメの読み方です(もちろん、気に入った音楽があれば、お金を払ってCDやデータを買ってあげましょう。ミュージシャンにも還元されます。

第5章は「もっとブラジル音楽に親しむために」。

料理や文学、映画などの有名どころが紹介されています。ひとつのことに興味を持ったら、次から次へと興味が湧いてくるのが人間の性。色々な角度からブラジルの文化を理解すれば、当然ながらブラジル音楽がより身近なものになります(次ページへつづく)。

(文/江利川侑介(diskunion/Unimusic)、写真/麻生雅人)
写真は「1冊でわかるポケット教養シリーズ リアル・ブラジル音楽」(ヤマハミュージックメディア・刊/ウィリー・ヲゥーパー ・著)

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