“ジウマ大統領弾劾”への抗議デモ、民主主義の尊守を訴える

2016年 03月 23日

民主主義を守るデモ 

3月18日(金)、大勢の人々がリオデジャネイロの中心地にあるプラッサ・キンジを埋め尽くした。

抗議集会はこの日の日暮れごろからはじまり、舞台では多くのアーティストたちが”民主主義の集い”に参加した。

リオデジャネイロの軍警察は参加人数の集計を発表しなかったが、広場は、ボイタターなど地元のカーニバルのブロコの集まりと同じくらい人々で満員だった。

主催者によると、リオ市オペレーションセンターは抗議集会の参加者を推計7万人としているという。

集まった(さまざまな立場の)人々は、それぞれが「(反民主主義的な)政治的蛮行はまっぴらだ」、「我々は愚かではない、テレビグローボを倒せ」、「ルーラ、希望の大臣」、「オレ、オレ、オレ、オラ…ルーラ、ルーラ」などと叫んだ。

酔っ払いと綱渡り芸人

集会に参加したアーティストの中には、ジェラウド・アゼヴェード、オット、テレーザ・クリスチーナもいた。彼らは民衆と共に(60~70年代の軍事政権へのプロテストのアンセムとしても知られる)「酔っ払いと綱渡り芸人」(ジョアン・ボスコ、アウジール・ブランキ作)や、クララ・ヌニスの歌で知られる「三つの人種のうた(オ・カント・ダス・トレス・ハッサス)」を歌った(次ページへつづく)。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
3月18日(金)、リオデジャネイロ。ジウマ大統領弾劾に対する抗議集会で、民主主義の尊重を訴える人々