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“ジウマ大統領弾劾”への抗議デモ、民主主義の尊守を訴える

ジウマ大統領 弾劾に反対するデモ

抗議集会には”若き民衆の蜂起”という団体のメンバーも参加して、歌い踊り、「政治的蛮行はまっぴら」のスローガンを叫んだ。

リオデジャネイロ連邦大学の法科の学生ヴィトーリア・レッサさん(18)は、この運動は、都会、田舎、ファヴェーラ、大学とあらゆる場所にいる若者たちが手を取り合って立ち上がらなければならないという機運から生まれたと語った。

「ブラジル国内の運動ですが、リオにいる人たちが中心になっています。文化的な抗議運動は若者たちにアピールするひとつの方法です。私たちは政治に関する問題は、新しい提示の仕方をしないと若い人たちに関心を持たれにくいからです。若者と会話をするために必要なのは、音楽や文化、パワフルさです」(ヴィトーリア・レッサさん)

アルゼンチン出身のジャーナリスト、アンドレス・フローレスさん(27)は、メディア「メディア・ニンジャ」のために録画をしていた。アンドレスさんはかつては国営ラジオ局で働いていたが、政権が交代したため、局を去った。このジャーナリストは4日前にブラジルに入国したばかりで、iヵ月リオに滞在する予定だという。

「私が今ここにいるのは、どのように民主主義を訴える側のデモが行われているかを伝えるためです。隣国であり大国でもあるアルゼンチンは、ブラジルで今何が起こっているかについて大きな関心を寄せています」(アンドレス・フローレスさん)

集会では、「政治的蛮行はまっぴら」のスローガンだけでなく、エドゥアルド・クーニャ下院議長よ出ていけ、という声と、テレビグローボを批判する声も多かった。

民主主義を守る ジウマ大統領弾劾反対

舞台監督のアデルベウ・フレイリ・フィーリョさんは舞台の上で、1964年以来、自分は民主主義を守る民衆とともにあると語った。

「私の仲間たちの多くは消極的で、犠牲になり、苦しみ、命を落としました。私たちは消極的ではいられません。反対派がそうではないからです。彼らは”蚊”のような存在です。私たちを刺し、私たちを麻痺させたがっています。うそばかり流して。私たち演劇人は、何が嘘なのか、見抜きます」(アデルベウ・フレイリ・フィーリョさん)

「汚職問題を、政治的な目的を企てるための旗に利用しています。誰だって、汚職には反対です。詐欺のような話ですからね。しかし警戒しなければ、大きな悲劇を招くことになるかもしれません」(アデルベウ・フレイリ・フィーリョさん)

「アーティストたち、劇場、映画、人々、ブラジル人たち…悲劇を引き起こさせません」(アデルベウ・フレイリ・フィーリョさん)

プラッサ・キンジに面したリオデジャネイロ州立法議会(ALERJ)の正面の階段にも人々が集まった。集会は夜の20時ごろに終わり、人々は帰路についた。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
3月18日(金)、リオデジャネイロ。ジウマ大統領弾劾に対する抗議集会で、民主主義の尊重を訴える人々

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