コパ・アメリカ2016、ブラジル代表、初戦は見せ場もなく勝利飾れず。ネイマールは観戦
2016年 06月 6日筆者に思い入れが深いブラジルサッカーといえば、なんといってもフッチボウアルチで名を馳せた2010年~2011年頃のサントスのサッカーだ。このころはまだ駆け出し中のネイマール、そしてガンソこと、パウロ・エンヒッキ・シャーガス・ジ・リマの2大クラッキが常にセットで話題を振りまいていた。
ネイマールは2013年にバルセロナへ移籍し世界的スターに躍り出たが、対照的にガンソはセレソンからも外れ、世界的にはほとんど注目されない存在になってしまっていた。
そしてガンソは、2012年4月のサントス100周年のメモリアルでサンパウロ州選手権の優勝に貢献した後、よりによって最大のライバルチームであるサンパウロに移籍してしまう。今回、久々にセレソンのベンチにいたガンソの姿を見て、懐かしさと同時にうれしさを感じた。この日は出場機会はなかったが、ぜひ晴れ舞台でのプレーを見たいと思う。
そして、もう一人の注目選手は、ガビゴウことガブリエウ・バルボーザ・アウメイダだ。
ガビゴウはまだ19歳だが、すでにサントスの10番を背負い、ネイマールの再来とも称され、今もっとも期待されているブラジル人選手といっても過言ではないだろう。本名はガブリエウ・バルボーザ・アウメイダというが、ガブリエウという名前の選手は山ほどおり、あまりにゴール(ブラジルのポルトガル語ではゴウ)を量産するのでガビゴウと呼ばれている(次ページへつづく)。
(文/コウトク、写真/Rafael Ribeiro/CBF)
写真は5月29日、アメリカ合衆国デンバー。パナマとの国際親善試合でも得点して活躍を見せたガビゴウことガブリエウ・バルボーザ。対パナマの試合は2-0でブラジルが勝利した