2016年 06月 19日 13:06
2.サン・ベルナルド・ド・カンポが鉄道網に組み込まれる
サンパウロ州で最も重要な街の一つ、サン・ベルナルド・ド・カンポ市(以下「サン・ベルナルド」)が鉄道・地下鉄網に組み込まれる予定だった。
当初、モノレール形式の18号線(茶)が2号線(緑)のタマンドゥアテイ駅とサン・ベルナルド市役所をつなぐ予定だった。つながればパウリスタ大通りやクリニカス地区の病院、ヴィラ・マダレーナ地区から同市に向かう人々や10号線(ターコイズ)沿いの住民は同市への移動が格段に楽になるはずだ。
現在、サン・ベルナルド市民はサンパウロ市内に出る際、通勤ラッシュ時には満員のトロリーバスに乗らなければならない。
トロリーバスの運行と並行して、都市交通網整備計画の第2フェーズにおいて、モノレールはフェハゾーポリス地域で運行を開始し、アウヴァレンガス地区まで伸びる。この地区はサン・ベルナルド高速道路を使う人たちにはなじみがあるが、主要道路のアウヴァレンガス道路の整備が行き届いていないため、市内からはアクセスしにくい。
(次ページへつづく)。
(文/余田庸子、写真/Adonis Guerra/SMABC)
自動車工場や鉄鋼労働組合のあるサン・ベルナルド・ド・カンポ市。労組によるデモが行われることも多い
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