2016年 06月 19日 13:06
(アラン・シモン氏による「2020年版・サンパウロ路線図」の解説)
主要空港とこの大都市内をくまなく網羅する交通網がある状況を想像してほしい。選挙で公約された通りの素晴らしい世界に生きる市民は、非効率な交通機関のせいで通勤のダメだけに一日4時間も費やすことなどありえない、質の高い生活を送ることができるのだ。
ここしばらくの間、2020年までに鉄道敷設計画がすべて当初の計画通りに進んだ場合の公共交通機関路線図がインターネット経由で出回っている。
中にはすでに計画が中止になったり、工事が中断したり、建設が大幅に遅れているものも含まれていて、この路線図がそのまま、たった4年で実現することはあり得ない。
以前の記事「いつまで大サンパウロ圏は地下鉄網から締め出されたままなのか?」において、なぜ工事が遅れたり、計画通りに進んでいないのかについて触れた。今回はサンパウロ市民である読者の皆さんに、もし計画が公約どおりに進められていたら生活がどれだけ変わっていたかお見せしたい。
計画に変更があったのは下記の点である(次ページへつづく)。
(文/余田庸子、写真/Eduardo Saraiva/A2IMG)
写真は2016年4月11日、5号線(ライラック)の拡張工事に95億レアルの予算を投じると発表された
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