2016年 06月 19日 13:06
5.東地区、高級住宅街、ブラジランヂア地区、バンデイランチス道路をつなぐ1本の路線
計画実現のための第1フェーズすら想像が難しい6号線(オレンジ)だが、計画自体は存在している。この路線は2011年、イジエノーポリス地区の住民が敷設反対運動を起こしたことで知られているが、その主張は地下鉄によって高級住宅街にそぐわない人々がメトロに乗ってやってくるから、というものだった。
計画が大幅に遅れながらも実現した際には、33の駅を擁するサンパウロで最長の路線、バンデイランチス道路と同様の幅広い地域をカバーすることになる。ブラジランヂア、フレゲシーア・ド・オー、アグア・ブランカ、ポンペイア、ペルヂーゼス、イジエノーポリス、パカエンブー、ベラ・ヴィスタ、カンブシ、モオカ、アナリア・フランコ、シダーヂ・リーデルの各地区を網羅する路線になる。
実現すればサンパウロ市を統合するような路線になるはずで、他の8路線の利便性も格段に上がる。パウロ・マシャード・ヂ・カルヴァーリョ球場、パカエンブーへのアクセス方法がもう一つ増えることにもなる。
(次ページへつづく)。
(文/余田庸子、写真/Metrô SP)
2016年1月25日、4号線と6号線が通る予定のイジエノーポリス・マッケンジー駅
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