リオ・オリンピック・パラリンピックを 目前にして…懸念と期待(3)

2016年 06月 28日

女子ハンドボール ブラジル スイス

男子幅跳びのマウロ・ヴィニシウス・ダ・シルヴァは、2013年世界陸上で5位、2014年の世界室内陸上では優勝しており、メダル獲得を目指す。

男子400mリレーは、ロンドン五輪5位で、上位を狙う。

体操でも、複数のメダル獲得が期待できる。傑出したリズム感と身体能力がブラジル選手の特長で、アルトゥール・ザネッチはロンドン大会で吊り輪で金メダルを、ジエゴ・イポリトは 2014年の世界選手権で床運動で銅メダルを獲得しており、2大会連続の表彰台を目指す。

女子ハンドボールも、世界の強豪だ。ロンドン五輪ではグループリーグを首位で突破しながら、準々決勝でこの大会優勝のノルウェーに惜敗して6位。しかし、翌2013年の世界選手権で初優勝して世界を驚かせた。個人能力の高さには定評があり、2012 年に右ウイングのアレシャンドラ・ナシメントが、2014年には左バックのドゥッダ・アモリンが世界最優秀選手に選ばれている。地元観衆の大声援を受けて、躍動するはずだ。

馬術の障害飛越も、過去、団体で銅2個、個人で2004年にロドリゴ・ペッソアが金を獲得しており、メダル獲得の期待がかかる(第4回につづく)。

ブラジル特報 2016年5月

※「ブラジル特報」は日本ブラジル中央協会が発行している機関紙。隔月発行、年6回、会員に無料配布される。日本ブラジル中央協会への問い合わせは、E-mail info@nipo-brasil.org、TEL:03-3504-3866、FAX:03-3597-8008 まで。

(文/沢田啓明、記事提供/ブラジル特報(日本ブラジル中央協会)、写真/Alexandre Loureiro/Inovafoto)
写真は6月26日、リオデジャネイロで行われた女子ハンドボール、ブラジル対スイス

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