サンバで世界中の人とひとつになれたリオ五輪閉会式

2016年 08月 23日

リオ五輪 工藤めぐみ 閉会式

曲もサンバ三昧でとにかくカーニバル。選手もダンサーもスタッフもみんな混ざって写真三昧(笑)。ブラジル選手のみなさんはリアルにサンバが上手でした。メダリストもあちこちに居て、メダリストも踊る、踊る。

ラストは、私はステージの上でサンバ踊りまくってました。

世界各国の選手さんがサンバを本当に楽しそうに踊ってて、本当に世界各国の人達とサンバでひとつになれた!

やっぱりサンバは盛り上がる! この事に、衝撃と感動でした。

そして開会式から仲良くしてくれてたスタッフ陣とも踊ったり、感謝を伝えらたり。リオ・オリンピック閉会式、本当に出られて良かった。

リオ五輪 閉会式 工藤めぐみ

ーー「リオと日本の架け橋になりたい」。

この気持ちだけでスタートした今回。

サウゲイロの一員として2016年度のカーニバルに出場したあといったん日本に帰国して、日本でサンバを踊ってから5月末にリオに戻り、サウゲイロのショーやオリンピック開会式の練習の日々。慣れない気候に体調崩し、どうにも出来ない弱い身体に自分に腹が立って泣いたりもしました。思った以上に途中しんどくて。

でも開会式を終えたら、ジャパンハウスでの「TOHOKU & TOKYO in RIO」のイベントに参加することに。せっかくフューチャーしていただけたのだから絶対に成功させたいと、内心、プレッシャーでいっぱいでした。

でも、本当にやらせて頂いて良かった。プレッシャーがあった分終えた時の感動も喜びも100倍でした。

5月末から入った今回のリオ滞在は、心も折れそうになった時もありましたが、全部、後悔の無い様に私なりには出来たかな、と思います。

そして、今回出逢えた方々に感謝です。 本当にありがとうございました。

リオ・オリンピック閉会式は、最高のご褒美になりました。

開会式から全て応援して下さったみなさま、本当にありがとうございました。

(写真・文/工藤めぐみ)

著者紹介

工藤めぐみ Megumi Kudo

工藤めぐみ Megumi Kudo
9歳よりクラシックバレエを基礎にサンバを始める。
2008年にリオデジャネイロの名門エスコーラ・ジ・サンバ「サウゲイロ」のパシスタのオーディションに合格。
2009年~2011年、2013年~2014年に同団体のパシスタとして、リオのカーニバルに出場している。「サウゲイロ」の選抜メンバーによるサンバショーのメンバーでも、唯一の日本人として参加している。
帰国中は、プロフェッショナルのダンサー(SMAPドームツアー、山下智久コンサートのサンババックダンサーなど)や、ダンスインストラクターとして活躍。神戸にてダンス教室「MEGUサンバダンス」を主催するほか、地元のサンバチーム「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」のダンサーリーダーも務める。神戸まつり、浅草サンバカーニバルをはじめ全国のサンバ関連イベントでも活躍。

「Feijão Preto(フェジョン・プレット)」http://www.feijaopreto.net/

「MEGUサンバダンス」http://www.feijaopreto.net/sambadance.htm
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