リオデジャネイロ・パラリンピック開会式 写真集
2016年 09月 11日9月7日(水)、ブラジルの独立記念日でもあるこの日の18時15分、リオデジャネイロ・パラリンピックが開幕した。約5万人の観衆が見守る中、開会式がマラカナンスタジアムで行われた。
連邦政府の発表によると、開会式の構成を担当したのは作家・劇作家のマルセロ・フーベンス・パイーヴァ。ヴィジュアル面ではオリンピックのロゴマークも担当したグラフィック・デザイナーのフレッジ・ジェリ、現代アート作家のヴィック・ムニースが関わった。
現地メディア「フォーリャ・ジ・サンパウロ」が報じたところによると、式典の開会に先駆けてマラカナンスタジアムにはフェルナンダ・リマとマルセロ・フーベンス・パイーヴァがステージに登場。
続いて、リオデジャネイロ・オリンピックのマスコットのヴィニシウスが、オリンピック開会式でのジゼリ・ブンチェンのヂスフィーリ(キャットウォーク)を真似て、金色のドレスをまとってキャットウォークを披露。続いて、パラリンピックのマスコット、トンが入場した。
この時点で会場内では、「テメル出ていけ」という、ミシェウ・テメル新大統領への抗議のヤジが飛び交っていたという。
国際パラリンピック委員会(IPC)のフィリップ・クレイバン会長がロンドンからブラジルへやってきて、ブラジル各地を巡るという映像のイントロダクションで始まった開会式。映像の中ではマルコス・ヴァーリの「サンバ・ヂ・ヴェラォン(サマー・サンバ)」やノーヴォス・バイアーノスの「ビリェッチ・パラ・ヂヂ」などが流れた。
カントダウンとともに、車いすのエクストリーム競技アスリート、アーロン・ウィールズが17メートルの高さの坂を車いすで疾走。大きなゼロの輪をくぐって空中で回転を決めると、大きな花火が上がった。
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(文/麻生雅人、写真上/Gabriel Heusi/Ministério do Esporte、写真中と下/Ministério do Esporte)