リオのカーニバル、公開リハーサル始まる

2017年 01月 14日

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リオの一大イベントといえば、世界中でも有名な「リオのカーニバル(カルナヴァウ)」。

2017年は、2月24日(金)と25日(土)にグルーポAと呼ばれる2部チーム、2月26日(日)と27日(月)にグルーポ・エスペシアウと呼ばれる上位チームのヂスフィーリ(パレード)が行われ、3月4日(土)に、優勝チームによるヂスフィーリを予定している。

すでに現地では、各エスコーラ・ヂ・サンバ(サンバの団体、以下エスコーラ)の練習に熱が入っている。

この時期、リオ市内をにぎわせるのが「エンサイオ・テクニコ」と呼ばれる公開リハーサルだ。

カルナヴァウの本番で行進が行われる会場「サンボードロモ」でリハーサルを行うことができるのは、各エスコーラとも、この一度きり。だからリハーサルとはいえ出場者たちの思い入れは強く、この日のためだけのTシャツや衣装を準備するほど。

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エスコーラ・ヂ・サンバ協会(通称LIESA)は、昨年(2016年)の10月に2017年度のエンサイオ・テクニコの日程を発表している。

1月15日(日)の夜より、昨年グルーポ・エスペシアウに昇格した「トゥユチ」、グルーポAに所属する「ウニアォン・ダ・イーリャ」、「インペーリオ・セハーノ」のリハーサルに始まり、本番まで毎週末行われる。

2016年度のチャンピオン「エスタサォン・プリメイラ・ヂ・マンゲイラ」は、エンサイオ・テクニコ最終日の2月19日(日)に登場する。この日はパレードのレーンを清掃する伝統的なセレモニーのほか、ライトと音響テストも行われる予定。

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また、年末から年始にかけて、クアドラと呼ばれる練習場の付近の公道を閉鎖して行われる練習「エンサイオ・ヂ・フーア」も定期的に行っているエスコーラが多く、間近で現地の人々と一体になって歌い踊ることができるのが魅力。

エンサイオ・テクニコとエンサイオ・ヂ・フーア、どちらの練習も無料で見ることができる。本番さながらに熱のこもった両エンサイオもまた、リオならではのサンバの迫力を味わえる。この時期でなければ体験できないイベントだ。

今後のエンサイオ・テクニコの日程は下記。
※日程は変更される場合あり

1月15日(日) 19時~インペーリオ・セハーノ、20時~パライーゾ・ド・トゥユチ、21時半~ウニードス・ダ・イーリャ
1月22日(日) 19時~エスターシオ、20時〜サォン・クレメンチ、21時半~モシダーヂ
1月28日(土) 19時~ソッセゴ、20時~ホシーニャ、21時半〜サンタ・クルズ
1月29日(日) 19時~インペーリオ・ダ・チジュッカ、20時~ベイジャ・フロール、21時半~グランヂ・ヒオ
2月4日(土) 20時~パルキ・クリシカ、20時〜アレグリア・ダ・ゾナスウ、21時半~クバンゴ
2月5日(日) 19時〜ポルト・ダ・ペドラ、20時〜ヴィラ・イザベウ、21時半~サウゲイロ
2月11日(土) 19時〜イノセンチス、20時~ヘナセール、21時半~ヴィラドウロ
2月12日(日) 20時~ポルテーラ、 21時半~ウニードス・ダ・チジュッカ
2月18日(土) 20時~ウニードス・パドリ・ミゲウ、21時半~インペラトリス
2月19日(日) 21時半~エスタサォン・プリメイラ・ヂ・マンゲイラ

(写真・文/柳田あや)
写真上・中は2016年の「サウゲイロ」と「マンゲイラ」のエンサイオ・テクニコ。写真下は「トゥユチ」のエンサイオ・ヂ・フーア。