2017年、1月だけでリオ州の警官の死者は18名、負傷44名

2017年 01月 31日

警官SOS リオ

ブラジル、リオデジャネイロ州では2017年に入りこの1月31日(火)の朝までに、軍警察官18名が殺され、うち4名が勤務中、12名が勤務時間外に命を落とし、2名は退役者だった。

この情報はリオデジャネイロ州軍警察(PMERJ)が公開したもので、公安研究所(ISP)によると、2016年の1月の軍警察官の死者は、勤務中が1名、勤務時間外が6名だったという。

また今年に入り44名の軍警察官が負傷しており、うち30名が勤務中、13名が勤務時間外、1名が退役者だった。

リオ州軍警察によると2016年の軍警察官の死者は勤務中が26名、勤務時間外が51名で、負傷者は勤務中が250名、勤務時間外が107名だった。

今年の1月15日(日)にはコパカバーナ海岸で、リオデジャネイロにおける軍警察官の死(の増加)に対する抗議するパフォーマンスが行われた。

抗議パフォーマンスを行ったのは団体「警察SOS」で、警察官の子息を含む約50名の参加者たちが、砂浜に、十字架と、ところどころを血に見立てた赤色で染めた軍警察官の制服を着せた人形を持ち込むパフォーマンスを行った。

抗議活動で提示されたポスターやたすきには、「我々もまた被害者です」、「リオデジャネイロは喪に服します。刑法の改正を」といったメッセージが記されていた。

(記事提供/Agência Brasil、写真/Fernando Frazão/Agência Brasil)
写真は1月15日、抗議パフォーマンスを行った団体「警官SOS」