2017年、リオのカーニバルを振り返って。工藤めぐみさん、今年もサウゲイロのパレードに参加

2017年 04月 22日

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2016年2月26日(日)、27日(月)、ブラジル、リオデジャネイロのサンボードロモ・マルケス・ヂ・サプカイーで12のエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ団体)、エスペシアウ部門の行進が行われ、現地時間3月1日(水)にコンテストの結果が発表された。

2017年の優勝は、マドゥレイラ地区の名門ポルテーラ。1970年以来33年ぶりの優勝とあり、町は歓喜に満ち溢れた。

さらにカーニバル終了から約1ヵ月後、審査の過程で手違いがあったことがわかり、リオデジャネイロ・エスコーラ・ヂ・サンバ協会(LIESA)が、優勝はポルテーラとモシダーヂ・インヂペンデンチ・ヂ・パードリ・ミゲウの2チームに改めるという、異例の事態も起きた。

そして、3位入賞を果たしたアカデミコス・ド・サウゲイロ(以下、サウゲイロ)の行進には、今年も日本人パシスタ(チームの花形ダンサー)、工藤めぐみさんの姿があった。

町中がお祭りムード一色となり、熱気の渦に飲み込まれていたカーニバルから2ヶ月が経過した今、筆者が彼女と行動を共にしたリオを振り返っていきたい。

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(文・写真/柳田あや)