2017年、リオのカーニバルを振り返って。工藤めぐみさん、今年もサウゲイロのパレードに参加
2017年 04月 22日煉獄から天国へ連なるパートでは花や蝶、鳥、道化師などが登場し、いっきに明るく陽気な世界観に。
行進のエンディングでは、神々が住むオルンの空の高みが示された。
工藤さんも師事する、多くのダンサーが憧れるダンス指導者カルリーニョス、サウゲイロのハイーニャ・ダ・バテリーア(打楽器の女王)で女優としても活躍するヴィヴィアーニ・アラウジョ、そして彼女が率いる「フリオーザ(Furiosa)」の愛称で知られるサウゲイロのバテリーアと、有名どころが続々登場して、パレードは最高潮に。
その直後に工藤さんが参加するパシスタたちが華やかに現れ、会場を盛り上げる。
サンバの故郷で生まれ育ったブラジル人パシスタの中に溶け込んで、安定した存在感を放つ工藤さん。そんな彼女のサンバステップからは、影での並々ならない努力や挑戦し続ける意志を感じ取ることができ、同じ日本人として感動する。
しかし今年は、さらに驚かされる出来事があった。
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(文・写真/柳田あや)