カテゴリ : column サッカー フッチボウ・アルチ~ブラジルサッカーの魅力~
2017年 05月 15日 00:32
ブラジルサッカー連盟(CBF)が運営するブラジル全国選手権(カンピオナート・ブラジレイロ、またはブラジレイラォン)が5月13(土)に開幕した。
ブラジルでは世界でも珍しく、ふたつの国内リーグを戦う。州選手権と全国選手権だ。すべてのチームが両方に所属しているわけではないが、名前の知れたほとんどの一流チームは、これらふたつのリーグ戦を戦っている。
1年の最初の半分(1~5月)を州選手権、そして後半(5~12月)を全国選手権に充てているため、全国選手権の開幕は、日本のJリーグより約2ヶ月遅く、例年5月中旬に開幕している。
全国選手権のセリエAでは、20クラブが戦うので、各節10試合行われるが、13日(土)に行われたのは、フラメンゴ対アトレチコミネイロ戦と、コリンチャンス対シャペコエンセ戦の2試合。7試合が翌日曜日に行われた。
13日(土)に行われたフラメンゴとアトレチコミネイロの試合が行われたのはフラメンゴのホーム、マラカナンスタジアム。誰もが知っているブラジル最大のスタジアムだ。
メインスタンドの一部は空いていたが、それ以外は上部までほぼ埋まっており、ほとんどが赤いフラメンゴのユニフォームを着た人たちだったがずいぶんと入っている印象を受けた。最近、チチが監督に就任して以来急激にセレソン(ブラジル代表)が強くなっているので、ブラジルにおけるサッカー全体の人気も復調しているのではないだろうか。これはとてもうれしいことだ。
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(文/コウトク、写真/Rodrigo Gazzanel/Agencia Corinthians)
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著者紹介
コウトク 2005年6月~2012年6月まで仕事の関係で、ブラジルに在住。ブラジル在住当時は、サッカー観戦に興じる。サントス戦については、生観戦、TV観戦問わずほぼ全試合を見ていた。2007年5月のサンパウロ選手権と2010年8月のブラジル杯のサントス優勝の瞬間をスタジアムで体感。また、2011年6月のリベルタドーレス杯制覇時は、スタジアム近くのBarで、大勢のサンチスタと共にTV観戦し、優勝の喜びを味わった。現在、スポーツナビのブログ「ブラジルサッカーレポート」(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kohtoku/)を執筆中。