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シェアードオフィスならぬシェアードスクール!?不況下のブラジルで新業態

シェアードオフィス

景気の底は打ったといわれるものの、消費者の行動に景気の力強い回復を感じるまでには至っていない様子のブラジル。現在の政界スキャンダルが、経済の回復にとって重しになる可能性も指摘されている。

表面的にはあまり明るいニュースが聞こえてこない近頃のブラジルだが、長い厳しい不況の中ではぐくまれてきた知恵や技術が様々な場面で実を結びつつある。

TVグローボが5月21日、経済情報番組「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」で伝えたところによると、同国では、経営資源の共有によりコスト削減・合理的経営をはかる起業家が増えているという。

サンパウロ市の歴史ある小学校は、構内の一部教室に英語学校の看板を掲げた。英語学校による、いわば“シェアドスクール”だ。

サンパウロで展開するフランチャイズ英語学校「ピングーズ・イングリッシュ」にとって、教室をシェアードスクール形式にするメリットは大きい。

(次ページへつづく)

(文/原田 侑、写真/Reprodução/「Pequenas Empresas & Grandes Negócios」/TV Globo)
写真はブラジルの「Pingu’s English」。TVグローボ「ペケーナス・エンプレーザス・イ・グランヂス・ネゴーシオス」より。TVグローボ系列の番組はIPCTV(グローボ・インターナショナル)で放送中。視聴の問い合わせは、080-3510-0676 日本語対応ダイヤルまで

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