ブラジル北部の名物フェスタジュニーナはじまる

2017年 06月 10日

フェスタジュニーナ パラー州

北部のフェスタジュニーナを観光資源として広く紹介するため、イベントは州の観光局もサポートしている。

「フェスタジュニーナが旅行者にとっても価値のあるイベントであることを、ブラジル国内だけでなく世界中にも広く知らしめたいと思っています。豊かな文化を背景に持つこの祭りは、カーニバルのように多くの観光客を呼ぶ祭りとなるポテンシャルを持っています」(マルクス・ベウトラォン観光局長)

この「ブラガンサ6月フェスティバル」は1988年から行われている。4日間のイベントで5万人以上が祭りに訪れる。

フェスタジュニーナ パラー州

2011年からは会場がいくつかに分かれて開催されている。「カーザ・カエテウアーラ」では地元の民芸品の実演や販売、「カーザ・ド・ショッチ」ではショッチ(レゲエに似たリズムをもった伝統音楽)に合わせてダンスや舞踏イベント、「カーザ・ダ・ファリーニャ」では、マンジョッカ芋(キャッサバ芋)からファリーニャやその他の製品を作るデモンストレーションが行われる。ブラガンサは、マンジョッカ芋から作るファリーニャの、パラー州における名産地として知られている。

パラー州のアデナウエル・ゴエス観光局長は、自然と文化は観光資源の核になるものですが、ガストロノミーは文化資源の中の重要な一部だと語った。

(文/麻生雅人、写真/ASCOM / SETUR)

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