ロシアW杯2戦目、ブラジルは苦しみながらもドラマチックにコスタリカに勝利
2018年 06月 24日主審はPKの判定を下したが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の判断を仰ぐことになった。
その結果、PKは取り消しになってしまったのだ。
意気揚々とボールを抱えてPKスポットに向かっていたネイマールだったが、PKを蹴ることは許されなかった。
VARがない前大会までだったら間違いなくPKだったはずだ。改めてVARの底力を見せつけられた。
試合の残り時間は10分少々。
ブラジル選手たちの焦りは増すばかりだ。
相変わらずシュートまでは持ち込めるのだが、守護神ナバスの壁を崩すことがどうしてもできない。
そんな中、イライラのピークに達していたネイマールが、ボールを地面に思いっきり投げつけイエローカードを受けてしまう。それに対し、主審に抗議したと受け取られたコウチーニョ(バルセロナ)までイエローカードを受けてしまった。
ネイマールはまだしも、コウチーニョのイエローカードは痛いと思った。
今のブラジルでは、コウチーニョのプレーがずば抜けており、出場停止などにつながらなければよいと思った。しかし、そんな心配は杞憂だった。コウチーニョは冷静さを失うことなく、素晴らしい動きを見せた。
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(文/コウトク、写真/Lucas Figueiredo/CBF)