「FOODEX JAPAN 2020」は予定通り開催へ
2020年 02月 20日
2月26日追記
一般社団法人日本能率協会は2月26日、開催を撤回して中止を発表しました。
新型コロナウイルスによる新型肺炎の感染拡大を懸念して、国内外の見本市や展示会の中止や延期が相次いでいるが、FOODEX JAPAN 2020 事務局は、3月10日(火)~13日(金)に幕張メッセで開催を予定している「FOODEX JAPAN 2020」を、政府の指針に基づいて予定通り開催することを 2月20日(木) 、公表した。
FOODEX JAPANはアジア最大級の食品・ 飲料専門展示会で、 国内外から集結する多種多様な食品・飲料の取引や、食品加工機械やコールドチェーンといった食品製造・加工・輸送に関わる技術の取引にいたるまで、世界90カ国以上から訪れる多数の有力バイヤーとの商談機会を提供する業界向けの商談会・展示会。
ブラジルも毎年ブラジルパビリオンを出展しており、今年も出展が決定している。
45回目となる 「FOODEX JAPAN 2020」 は約3500社という過去最大の出店規模が告知されていたが、同事務局は、中国からの出展者の 4 分の 3 以上がキャン セルとなっていることを明らかにした。
また、中国から出展する残りの出展者についても、 14日以内の出展者やスタッフの湖北省、浙江省への訪問があった場合は、出展者としての来場を断るとしている。
また同展事務局では、政府の指針に基づき、展示会場(幕張メッセ)と連携して、2月20日現在、以下の対策を講じるとしている。
展示会場(幕張メッセ)では、アルコール消毒液を各展示会場入口共用スペースに設置するほか、注意喚起文のホームページ掲載を行う。
事務局では、全ての各展示ホール入口へに、アルコール消毒液とサーモグラフィーを設置する。
さらに、37.5度以上の発熱及び過去14日以内の中国湖北省・浙江省の滞在歴の有無、感染患者との接触歴の有無を確認して、疑いがある場合は主催者の判断で入場を断わるという。
救護室も設置され、看護師が常駐するほか、来場日の体調、政府指定のウィルス検査対象地域への渡航歴の有無を、来場受付時に問診票にて確認するとしている。
(文/麻生雅人)