日本で活動する外国人アスリートの新型コロナウイルス感染対策と、日本での生活の本音

2020年 04月 9日

入口にアルコール消毒剤が置かれているファジアーノ岡山の施設(撮影/佐藤相太)

レオ「とはいえ、ブラジルは州によって飲食店の営業制限や国境封鎖などをするなど、半ば強制的に感染経路を絶っています。雇用や生活資金は政府の援助があるとはいえ充分なのかなどの課題はありますが、国民の予防意識が低かった事を考えると感染防止の観点では役立っています」

パウロ「日本はスタート時点での予防意識や普段の予防習慣がブラジルより優れていた。続けて、更に意識高く持って欲しいと考えています。ブラジルでは有名なサッカー選手やチームが予防や自宅待機を呼び掛けていて、そこはスポーツの持つ力として社会に役立てているみたいですね」

●ご自身の生活の中で普段気を付けている事はありますか?

レオ「やはり基本の手洗いとうがいは欠かせません。帰宅すると手を洗うまでは何にも触らない様にしています。アルコールジェルも準備してあります」

パウロ「クラブからは選手自身だけでなく家族も気を付ける様にと注意して頂いたので、家族も外出は必要最低限にして貰っています。今はたまたま学校もないので感染経路は限定的ですね」

●公式戦が無いとモチベーションが下がったりしませんか?

パウロ「やはりサッカー選手なので試合には出たいですよね。公式戦は大事です。ただコーチ陣も上手くOFFを入れたり練習メニューも工夫をしてくれるので、実はモチベーションは高く維持できています」

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