ブラジルの新鮮なニュース、コラムを独自の目線から楽しくお届けします。もっとブラジルのことを知ってもっと好きになろう!

ブラジルの教会で、新型コロナウイルス感染対策で「“ドライブスルー”告解」や「“無教徒”ミサ」行われる

写真は4月1日、サンタカタリーナ州サンフランシスコ・ド・スウ市。聖母アパレシーダ教区で行われている“ドライブスルー”告解(写真/Diocese de Joinville/Divulgação)

ブラジルのサンタカタリーナ州北部にあるサンフランシスコ・ド・スウ市にある聖母アパレシーダ教区のファビオ・ボスコ神父が、“ドライブスルー”による信徒の告解の対応を始めたと、現地メディア「G1」が伝えている。

新型コロナウイルス感染対策のガイドラインに沿った形で宗教的な習慣を維持するために行われているという。

カトリックでは、復活祭(ブラジルではパスコア)の46日前の水曜日(灰の水曜日)から、復活祭の前日(聖土曜日)までの、日曜を除いた40日間は四旬節(しじゅんせつ)の期間。

四旬節(しじゅんせつ)は洗礼を志願する人の準備期間で回心を行う時期とされており、多くの信徒は教会で告解(ゆるしの秘跡)を行うという。

神父は車に乗ったままで告解を受けられるように中庭のスペースに必要な設備を準備した。この形での告解は3月29日(日)に始められた。教会内では、ミサや行事は中止されている。

「私は、ポルトガル出身の友人の神父からこのアイディアを聞きました。ブラジルでは他の神父も同じ形の告解を行っていますよ」(ファビオ・ボスコ神父)

ブラジルでは他にも教会ごとに新型コロナウイルスの感染対策を行いながら宗教行事が行われている。

写真は3月30日、サンタカタリーナ州聖母ピエダージ教区トゥバラォン・カテドラル。教徒の写真を並べてミサが行われた(写真/Paróquia Nª Sª da Piedade/Divulgação)

サンタカタリーナ州南部の聖母ピエダージ教区トゥバラォン・カテドラルでは、教徒の写真を長椅子に並べてミサを行っただけでなく、感染症対策の専門家との対話をインターネットを通じて公開したり、電話で外出自粛期間の家での過ごし方や感染予防などのサポートも行っているという。

(文/麻生雅人)

■関連記事
サンパウロ州 新型コロナウイルス感染対策で 受刑者の刑務作業によるマスクを生産を開始
新型コロナウイルス感染拡大予防政策で。リオデジャネイロのサンバカーニバル会場が、路上生活者の仮設住宅に変身
マラカナンも想定。ブラジルで、新型コロナウイルス感染症の病床不足対策で競技場や見本市会場を野外病院に
医師が、新型コロナウイルス感染者の一部に、嗅覚や味覚が失われる事例を報告
ブラジルで、26歳の青年が新型コロナウイルス感染症で死亡

このエントリーをはてなブックマークに追加