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【ブラジル】医師が、新型コロナウイルス感染者の一部に、嗅覚や味覚が失われる事例を報告

写真は3月26日、ブラジル、マットグロッソ州クイアバ市のバスターミナルを殺菌消毒する消防隊員。ブラジルでは各地で公共施設や街路の殺菌が行われている(写真/Christiano Antonucci/Secom-MT)

ブラジルで、新型コロナウイルスによって引き起こされるCovid-19の症例を治療する医師が、一部の患者の中に、発熱、咳、呼吸困難を起こさずに、臭いや味覚を喪失する無嗅覚症の症状があることを報告していると、現地メディア「G1」及び「TVグローボ」が報じている。

この症例は、日本、中国、韓国、イタリア、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、イランで報告されているほか、ブラジルにおいても、サンパウロで治療に従事している専門家が、一部の患者が同様の問題を抱えていると語っているという。

TVグローボに対し医師は、嗅覚障害は、他のウイルスによる上気道の感染症では非常に一般的に知られている症状で、嗅覚の障害によって味覚も失われるのは2つの感覚が非常に関連していることから、結果として味覚が失われると語ったという。

ブラジル耳鼻咽喉科学会のジェラウド・ドゥルッキ・サンターナ会長は、現時点ではこの症例は様々な国の医師からの報告でしかないことにも注意が必要だと述べているという。

しかし同学会は、無嗅覚症と新型コロナウイルスとの関連性を裏付けるが学的研究も否定する化学的研究も今はまだないとしながらも、医師向けの推奨事項として「確固たる証拠はありませんが、当学会は、急に無嗅覚症の症状が現われた場合はCovid-19を示唆している可能性があることをオリエンテーションします」とアナウンスしたとのこと。

協会はまた、これらの状態が出た患者には、自宅での14日間隔離をアドバイスすることもアナウンスしているという。

(文/麻生雅人)

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