くまモンと学ぶブラジル移民史

2020年 03月 3日

(画像提供/ JICA横浜海外移住資料館 )

3月30日:追記
新型コロナウイルス対策のため、当面の間、臨時休館となりました。開始時期を含め展示会期は現在、未定となっております。再開が発表されましたら改めて告知させていただきます。

JICA横浜海外移住資料館では、4月から、熊本県から海を渡たり、世界各地で活躍した移民を紹介する企画展示「くまモンと学ぼう!熊本移民の歴史と活躍 ―こぎゃんすごか、わさもんと肥後もっこす―」を行う。

熊本県は、広島県や沖縄県に次いで、海外へ移民を3番目に多く送りだした県で、1885 年のハワイへの第二回官約移民に始まり、戦前期には68,245 人が熊本県から海外へ移住したという。

また熊本は、移住先でリーダーとなる人材を多く輩出したという。

ブラジルへ渡った移民も多く、画家のマナブ間部や「移民の父」と呼ばれる上塚周平も同県の出身だ。上塚周平はブラジルへの第一回移民船「笠戸丸」に総監督として乗船して、全国からの移民を率いて自らもブラジルへ移住。現地での植民地建設に一生を捧げたことで知られる。

展示会期:2020 年4月1日(水)- 6 月7 日(日) 
(新型コロナウイルス対策のため、3月31日(火)まで臨時休館中)
10:00~18:00(最終入館17:30 まで) 
会 場:JICA 横浜 2 階 海外移住資料館 企画展示室

(文/麻生雅人)