「エシカル・マーケット」今年も開催。ブラジルからはカッピンドウラードが参加
2021年 05月 20日
世界各国・地域のエシカルブランドが集結するイベント「エシカル・マーケット」が昨年(2020年)に続き、今年も開催されている。
ブラジルからは、昨年に引き続きコロリーダスが、カッピンドウラードのビオジュエリーを出品している。
イベントを主催するのは、エシカル×リュクスをコンセプトに掲げるメイドイン・エチオピアのレザーブランド「andu amet」。
「andu amet」は創業以来、素材調達、企画・製造、販売の全ての工程でサステナビリティを追求している。2020年11月からは製品はもちろん、全ての梱包材を脱プラスチック素材に変更した。2021年2月からは、生産過程で出る端切れや、通常製品には使われないレザーをアップサイクルしたコレクションを商品化している。
表参道にある同ブランドの直営店で開催される「エシカル・マーケット」には、自社製品に加え、アップサイクルや脱プラスチックを行っている世界各国・地域の約10ブランドが集結する。
第一回が開催されたのは2020年6月。
世界各国から集められながら、新型コロナウィルス感染症のパンデミックの影響で、百貨店などの催事の中止で行き場をなくしてしまっている、選りすぐりのフェアトレードアイテムを展示・販売することを目的の一つとして開催された。
今年(2021年)の開催は5月13日(木)~6月21日(月)。会場は「andu amet」コンセプトストア(渋谷区神宮前4-16-12 青山ビル1F 13:00-19:00 火・水休み)。
出展ブランドは下記(プレスリリースより)。
▶カエルデザインwithリハス<アップサイクル>
クリエイティブユニットと、様々な障がいを持つ人たちがパートナーとなって、海岸に捨てられていたプラスチックや売れ残りの花を回収し、アクセサリーに加工するアップサイクルブランド。ソーシャルプロダクツ・アワード2021受賞。
▶INHERENT:PATTERN<アップサイクル>
家具やベニヤ板製作時に使われない部分の木材を独自の手法で加工し、木材そのものの繊維組織を模様として仕上げたジュエリーやインテリア雑貨。産地や材種により一つひとつ異なる表情を<生き物が持つ固有のパターンによる美しさ>と捉え伝えるブランド。
▶NOZOMI PROJECT<アップサイクル>
津波の後に残された壊れた陶磁器のカケラや、寄付された食器等を丁寧に加工し仕上げたアップサイクルアクセサリー。宮城県石巻市の女性に希望を持ってもらいたい、という願いから設立。「壊れたものの中にある美しさ」に光をあて世界に発信している。
▶Bullet Jewelry<アップサイクル・フェアトレード>
エチオピアで内戦時に大量に作られた銃弾(ブレット)を溶かして作られたアップサイクルジュエリー。
▶Ugandan Paper Beads Jewelry<アップサイクル・フェアトレード>
ウガンダの女性の手によって作られる、カレンダーや雑誌などの紙をリサイクルしてできた
ジュエリー。カラフルな色彩と驚きの軽さが特徴です。
▶minimal living Tokyo<ゼロウェイスト>
物自体がゴミにならないよう、最終的に土に還せるものや、繰り返しずっと使えるものをセレクトした、ゼロウェイストセレクトショップ。包装容器にもこだわった、自然素材のキッチン・バス用品、スキンケア・ヘアケア用品などをご紹介。
▶Amal Falestini<フェアトレード・天然素材>
パレスチナ発のテキスタイルブランド。現地に唯一残る織物工場で織られたストールや、国連(UNRWA)のプロジェクトである、ガザの難民女性によるパレスチナ伝統刺繍のストールや小物、パレスチナ内でも特に弾圧の強いヘブライ地区の伝統陶器をご紹介。
▶ORIENTAL GATE<フェアトレード・天然素材>
大自然ヒマラヤを有するネパールで、手仕事の伝統を守るモノづくりを行う。職人の手で紡がれた糸、手織りの布、1つ1つハンドメイドで縫製された、普遍的でシンプルなデザインの天然素材の服(コットン、麻、シルク)をご紹介。
▶Coloridas<フェアトレード・天然素材>
「黄金の草」と呼ばれる植物素材を地元の職人たちが一針一針丹精こめて編み込んで作られる「ビオジュエリー」。ブラジルの大自然の恵みと職人の融合によるブランドです。
(文/麻生雅人)