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“イパネマの娘”、新型コロナウィルス感染症のワクチン接種受ける

COVID-19のワクチン接種を受けるエロ―・ピニェイロ(Reprodução Instagram )

新型コロナウィルス感染症のワクチン接種がはじまっているブラジルで、ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」の歌詞のモデルといわれているエロー・ピニェイロことエロイーザ・ピニェイロ(75)が先月(3月15日)、ワクチンを接種したと「フォーリャ・ヂ・サンパウロ」など現地メディアが報じている。

エロイーザ・ピニェイロ(写真/Sérgio (Savaman) Savarese – Flickr

エロイーザ・ピニェイロは、司会者としても活躍する娘のチシアーニ・ピニェイロに付き添われてクリニックでワクチンを投与。その模様をチシアーニさんが自身のSNSで公開した。

エロイーザは以下のコメントも公表した。

「待ちに待った機会がついにやってきました。不安とさよならできる瞬間です。安心できることを皆に示すべき瞬間です」(エロイーザ・ピニェイロ)

「皆にこの瞬間が訪れ、人生が元通りになりますように。私たちは非常事態の中にあり、かつての世界が狂おしいほど懐かしいです。将来、今を振り返ってこう言えることを望みます、『私たちは自分はもちろん他の多くの人のことも思い苦しんでいますが、ワクチンのおかげで多くの命が救われました』と。神と、医療従事者、数えきれないほどの最前線で活動してくれている方々に、ありったけの感謝を」(エロイーザ・ピニェイロ)

また、エロイーザだけでなく、さまざまな有名人のワクチン接種が報じられている。同日には歌手のガウ・コスタ(75)が接種を受けたほか、すでに3月初旬にサッカーの王様ペレ(80)、シンガーソングライターのカエターノ・ヴェローゾ(78)やパウリーニョ・ダ・ヴィオラ(78)が接種していることが伝えられている。

ボサノヴァの名曲「イパネマの娘」は詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスと作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンが作った曲で、1962年に発表された。

映画「黒いオルフェ」の原案となった戯曲「オルフェウ・ダ・コンセイサォン」(1956年に舞台化)の作者でもあるヴィニシウスは、同作品の音楽担当に当時、新進気鋭の作曲家だったアントニオ・カルロス・ジョビンを指名、以降、両者は名ソングライター・チームとして数々の名曲を生んだ。

1962年に発表された「イパネマの娘」は、1961年に両者が取り組んでいた新たなミュージカルのために予定されていた曲のひとつが発展して完成されたとされており、完成に至る過程で、両者(もしくはいずれか)が目にした、海岸を歩くエロイーザの姿が曲にインスピレーションを与えたといわれている。

(文/麻生雅人)

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