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ブラジルでパンデミック期間中のアルコール消費量が増加

(写真/photoAC

ブラジル肝臓研究所(Ibrafig)が、ブラジルでは人口の55%がアルコールを摂取する習慣があり、そのうち17.2%の人が、COVID-19のパンデミック期間中に、社会的孤立による深刻な不安に伴い、アルコールの摂取量が増加したという調査結果を発表した。「CNN」(2021年12月)ブラジルが伝えている。

調査は、国の5つの地域にわたる範囲の1900人を対象に行われたという。

この調査によると、国内の3人に1人が少なくとも、週に1回はアルコールを消費しているという。また、調査でインタビューに答えたブラジル人の18.8%が、アルコール飲料の乱用を報告したという。

さらにこの調査では、平均するとブラジル人は1回の飲酒時に、蒸留酒135ml、ワイン450ml、ビール3缶に相当する量を摂取しているという結果も示した。

肝臓病及び肝移植の専門家リアナ・コデス氏は、ブラジル人のアルコール摂取量は保健機関が推奨する量を超えていると指摘する。

「この結果は、ブラジルの人々がアルコールを大量に摂取していることを明らかにしています。適量とされているのは14グラム以下です。蒸留酒なら45ml、ワインなら150ml、ビール1缶です」(リアナ・コデス氏)

健康とアルコール関連情報センター(CISA)のデータによると、ブラジルでは女性のアルコールの乱用が増加しているという。

ブラジル肝臓研究所(Ibrafig)のパウロ・ビッテンクール所長は、女性は肝硬変やアルコール性肝炎を発症しやすいと指摘する。

「2021年は、女性のアルコールの消費量が増加しました。女性は、生理学的な理由から、肝硬変やアルコール性肝炎を発症しやすいと考えられます。1日あたりの標準量以上のアルコール摂取を続けると肝疾患を引き起こす可能性があります」(パウロ・ビッテンクール所長)

また、健康とアルコール関連情報センター(CISA)の調査によると、肝硬変は飲酒運転による死亡者数を上回っており、国内のアルコールによる死亡の主な要因となっているという。肝臓に関する問題が、アルコール摂取に起因する死亡の18.5%を占めていたが、飲酒による事故は16.5%だったという。

(文/麻生雅人)

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