ミランで活躍したブラジル人選手たちがベルルスコーニ元イタリア首相を追悼

2023年 06月 13日

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シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相(右)。写真は2008年7月9日、第34回主要国首脳会議において北海道虻田郡洞爺湖町のザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパでルーラ大統領(左)と(写真/Ricardo Stuckert/PR/Agência Brasil)

白血病と肺疾患の治療のためミラノのサン・ラファエーレ病院に入院していたイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ元首相が、6月12日(月)、86歳で死去した。

4度 (1994~1995年、2001~2005年、2005~2006年、2008~2011年)、イタリアの首相を務めたベルルスコーニ氏は、1986年にACミランを買収して会長となり、資本の注入、スター選手の雇用や育成を行い、低迷していたクラブを復活させ、再び栄光に導いた人物だと「ヴェージャ」は評している。

そんな元首相に、ベルルスコーニ時代にミランで活躍したブラジル人選手たちが元会長の死を悼むメッセージを発表していると、「オ・グローボ」、「ヴェージャ」などブラジルの現地メディアが伝えている。

2017年に中国人投資家に売却するまでベルルスコーニ氏が在籍した31年間に、ミランではジーダ(2000年~2010年)、ガブリエウ・ヴァスコンセロス・フェレイラ(2012年~2018年)、レオ・ドゥアルチ (2019年~2022年)、アンドレ・クルス(1997年~1999年)、セルジーニョ (1999年~2008年)、ホッキ・ジュニオール (2000年~2004年)、カフー (2003年~2008年)、チアゴ・シウヴァ (2008年~2012年)、フェリペ・マッチオーニ (2009年)、ロドリゴ・エリー (2012年~2014年、2015年~2017年)、アレックス (2014年~2016年)、ルカス・パケタ (2019年~2020年)、レオナルド (1997年~2001年、2002年~2003年)、リバウド (2002年~2004年)、カカー(2003年~2009年、2013年~2014年)、エメルソン (2007年~2009年)、ルイス・アドリアーノ (2015年~2017年)、マルシオ・アモローゾ (2006年)、リカルド・オリヴェイラ (2006年~2008年)、アレシャンドレ・パト (2007年~2013年)、ロナウド(2007年~2008年)、ロナウジーニョ(2008年~2011年)、ロビーニョ(2010年~2015年)、アレッサンドロ・マンシーニ (2010年)などのブラジル人選手が活躍している。

インスタグラムなどSNSへのブラジル人選手たちの投稿は下記。

チームで活躍しただけでなく、2011年から2013年にベルルスコーニ氏の娘であるバルバラさんと交際していたアレシャンドレ・パトは、ベルルスコーニ氏とのツーショット写真と共に「今までありがとうございました、会長」と投稿した。

チアゴ・シウバはイタリア語で「安らかにお眠り下さい、大統領」と投稿した。

カカーは「シルヴィオ・ベルルスコーニ会長の訃報に接し、深い悲しみを感じています。私の人生はいつもミランと絆で結ばれています。そしてそれは、彼が与えてくれた機会のおかげです。この悲しみの時、私の想いと祈りはご家族と共にあります」と投稿した。

1999年から2008年までミランに在籍したセルジーニョは「今日は偉大なるベルルスコーニ会長の訃報という悲しいニュースで最悪の一日が始まりました。比類なき知性を備えたレジェンドに出会う機会を与えてくれたことを神に感謝します。ありがとう、がんばれミラン!」と投稿した。

ロナウドは「R.I.P.」のメッセージに両手を合わせたイラストを添えて、元会長との思い出の写真を投稿した。

(文/麻生雅人)