ブラジルでマイケル・ジャクソンのサングラス盗まれる

2015年 04月 22日

マイケル像からサングラス盗まれる

2012年5月に、ブラジル、リオデジャネイロのコパカバーナ海岸にある詩人カルロス・ドゥルモン像の眼鏡が盗まれる事件が起きたが、今度はサンタマルタの丘にあるマイケル・ジャクソン像のサングラスが何者かによって盗まれた。現地メディア(「G1」)が伝えている。

盗難が発見されたのは4月21日(火)。リオ市南部(ゾナスウ)ボタフォーゴ地区のサンタマルタの丘の住人チアーゴ・フィルミーノさんが眼鏡のないマイケル像の写真をFacebookに投稿したことがきっかけだった。

「私たちが暮らすファヴェーラで新たな狼藉が行われました。このファヴェーラに設置された像の眼鏡がなくなっていることに今日の午後に気づきました。彫像を傷つける気持ちが理解できません」とチアーゴさんは投稿した。

サンタマルタの丘に常駐する治安維持部隊(UPP)は地域住民への聞き込み捜査を行う予定だという。

サンタマルタの丘にマイケル像が建立されたのは2010年。マイケルがこの世を去った翌年のこと。見晴らし台のあるこの丘は、マイケルが1996年に「ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス」のビデオクリップでブラジル・ヴァージョンを制作したとき撮影の舞台となった場所。このコミュニティにとっては観光資源でもある。

(文/麻生雅人、写真/Reprodução/Facebook e Alexandre Macieira/Riotur)