ジュセリーノ・クビシェッキ大統領記念講堂が虹色にライトアップ
2015年 07月 22日7月19日(日)、ミナスジェライス州州都のベロオリゾンチ市では、第18回LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)プライドパレード(レインボーパレードとも呼ばれる)が開催された。
同州政府は19日(日)、同パレードに敬意を表しジェンダーの多様性を尊重する目的で、ジュセリーノ・クビシェッキ大統領記念講堂を虹色にライトアップした。「エスタード・ジ・ミナス」(7月19日づけ)、「アジェンシア・ミナスジェライス」(7月20日)が伝えた。
ベロオリゾンチ市でのパレードは午後12時から9月7日広場で開始された。同市でLGBTプライドパレードが始まったのは1997年から。
「忘れてはならないのは、LGBTプライドパレードは単なるお祭りではないという点です。私たちが、本来当リ前のこととして得るはずの権利を確保するための運動です」(イベントのコーディネイターのひとり、アジウトン・ヴィアーナ)
集会と行進の安全を確保するため、連邦警察、軍警察だけでなく100名の消防士が待機した。また広場には臨時公衆トイレと防災プログラム、3台の通常の救急車と1台の応急処置対応可能な特殊救急車も準備された。
「ベロオリゾンチ市で行われる集会は、清潔かつ安全なのがトレードマークです。私たちは過去、暴力的な問題にさらされたことはありません。国の中で最も治安が守られている都市のひとつとみなされています」(カルロス・マグノ・ブラジルLGBT協会代表)
行進は16時にアンドラーダス大通りを出発、バイーア通り、アフォンソ・ペナ大通りを通り、夜21時ごろモライス教授通を終着点とした。
イベントを主催したセクシュアリティの自由のための闘争センター・ミナスジェライス州支部(Cellos-MG)によると、推定参加者数は約1万5000人で、行進が終わったころには5万人近くになっていたとしている。
(文/麻生雅人、写真/Osvaldo Afonso/Imprensa MG)
7月19日、ミナスジェライス州ベロオリゾンチ市。レインボーパレード開催を祝し、虹色にライトアップされたジュセリーノ・クビシェッキ大統領記念講堂