池袋ブラジル・ストリート・カーニバル&モノブロコ写真集

2015年 09月 14日

monobloco

9月11日(金)から13日(日)までの3日間、池袋サンシャインシティで開催された「フェスタ・ド・ブラジル2015」。最終日の13日にはサンシャイン60通りで池袋ブラジル・ストリート・カーニバルが開催された。

ブラジルでカーニバルというと、専用の大会場でサンバのパレードが行われるリオのカーニバルが有名だが、実はこの国のカーニバルでは、サンバだけが演じらているわけではない。

ロックやポップスが演奏されるパレードもあるし、その土地土地に伝わる伝統芸能が演じられることも多い。特に、カーニバルの季節に街中の路上で行われる出し物では、郷土色の色濃い芸能が披露されることが少なくない。

そんなブラジルの多彩なカーニバル文化を紹介すべく、池袋ブラジル・ストリート・カーニバルでは、ボイブンバ(北部アマゾン地方)、カポエィラやマクレレー(北東部バイーア州)、サンバヘギ(北東部バイーア州)、マラカトゥ(北東部ペルナンブッコ州)など、ブラジル各地に伝わる芸能を演じる多彩な団体が出演した。

また特別ゲストとして、毎年リオの街を賑わせる路上のカーニバルの人気団体「モノブロコ」が出演した。

カーニバル時期、リオでは専用会場で“リオのカーニバル”が行われる一方で、街の中を“ブロコ”とよばれる、楽隊やダンサーなどで構成された集団がサンバからマーチまで、思い思いの音楽を奏でながら行進する。数々のブロコが街に繰り出して大賑わいをみせるストリートの喧騒こそがカーニバルの風物詩、ともいえる。

モノブロコは、今年のカーニバルでは50万人もの観衆をストリートに集めたパーカッション集団だ。池袋の街中で、オーディションで選ばれた日本人の演奏者と共に、本場リオデジャネイロ流のストリート・カーニバルの醍醐味を見せつけた。

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(写真・文/麻生雅人)
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