神戸でトゥッカーノとシマスカンクの赤ちゃん生まれる

2017年 08月 19日

トゥッカーノ 赤ちゃん

今夏、神戸どうぶつ王国では日本では珍しい動物の赤ちゃんたちが誕生して話題になっています。

日本では繁殖例が少ないというトゥッカーノ(オニオオハシ)の赤ちゃんは、同動物園でも初の繁殖とのことです。

トゥッカーノ(学名:Ramphastos toco)はキツツキ目オオハシ科の鳥で、南アメリカ、ブラジル周辺に生息しています。

6月20日に付加したトゥッカーノの赤ちゃんは8月4日に巣立ち、現在は父親のじゃぱん、母親のロッテと一緒に、熱帯湿地エリアで暮らし、一般公開されています。

鮮やかなオレンジ色をした、体とほぼ同じ大きさのクチバシが特徴のトゥッカーノですが、このクチバシは実はとても軽く、体内の熱を放出するなど体温調整の役割を担う機能を持っているそうです。赤ちゃんのうちはクチバシの色が薄く長さも短く、どことなくアンバランスな容姿が特徴となっています。動物園では、餌を運んで与えてもらう姿など、親子の仲睦まじい可愛らしい姿が見られるとのことです。

動物園で生まれたトゥッカーノの赤ちゃんはメスで、誕生時の体重は115g(6月28に計測)だそうです。大人になると全長約60cm。体重約700gになるそうです。

また、神戸どうぶつ王国でトゥッカーノの赤ちゃんとと並んで人気を集めているのが、シマスカンクの赤ちゃんです(次ページへつづく)。

(文/麻生雅人、写真提供/神戸どうぶつ王国)

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