アジムスがブルーノート東京でマルコス・ヴァーリと共演
2019年 08月 7日
日本ではボサノヴァのリスナーからクラブミュージック愛好家まで、幅広く絶大な人気を誇るブラジルのインスト~クロスオーヴァーサウンドのバンド、アジムス(アジムチ)がブルーノート東京に帰ってくる。
しかも、グループの結成自体に大きくかかわったマルコス・ヴァーリとの共演だ。
2012年に初代キーボード奏者ジョゼー・ホベルト・ベルトラミが他界した後、アジムスのイヴァン・コンチ(ドラムス)とアレックス・マリェイロス(ベース)は個々に活動を続けていたが、2016年、キーボード奏者キコ・コンティネンティーノを迎えて新作「フェニックス」を発表した(ゼー・ホベルトが一時的にグループを離れていた時期にも、アジムスはキーボード奏者ジョタ・モライスを迎えて活動していた時期がある)。
今回アジムスの一員として来日するキコ・コンチネンチーノはMPB界でも名を馳せるベテラン鍵盤奏者。カエターノ・ヴェローゾ、ジャヴァン、ジウベルト・ジウ、ジョアン・ボスコなどとも共演している。
1998年以降はミウトン・ナシメントのバンドで演奏しており、2007年にもミウトンの公演に同行してブルーノート東京に出演している。
ルイス・アウヴィス(ベース)、クラウトン・サリス(ドラムス、トランペット)とともにサンバジャズ・トリオとしても活動している。2006年に「アコーラ・シン!」、2011年に「アレグリア・ヂ・ヴェヴェール」を発表している。
マルコス・ヴァーリは、おなじみ永遠のボサノヴァの若大将にしてブラジルのソウルミュージック史にも燦然と名を残す。1969年のアルバム「ムスタンギ・コル・ヂ・サンギ」で演奏に起用した面々が後のアジムスとなったのは有名な話だ。
時を経て、アジムスとマルコス・ヴァーリがブルーノート東京のステージに立つ。
「AZYMUTH & MARCOS VALLE アジムス & マルコス・ヴァーリ」
10月25日(金)
[1st] Open 5:30pm / Start 6:30pm [2nd] Open 8:15pm / Start 9:00pm
10月26日(土)、10月27日(日)
[1st] Open 4:00pm / Start 5:00pm [2nd] Open 7:00pm / Start 8:00pm
※Jam Session会員の予約開始日は8月10日(土)より(※電話予約・Web予約とも)
※一般Web先行予約開始日は8月17日(土)より。
公演詳細は ブルーノート東京HP を参照。
<MEMBER>
Marcos Valle(vo, Fender Rhodes)
マルコス・ヴァーリ(ヴォーカル、フェンダーローズ)
Alex Malheiros(b)
アレックス・マリェイロス(ベース)
Ivan Conti(ds)
イヴァン・コンチ(ドラムス)
Kiko Continentino(key,p)
キコ・コンチネンチーノ(キーボード、ピアノ)
Patricia Alvi(vo)
パトリシア・アウヴィ(ヴォーカル)
Jessé Sadoc(tp,flh)
ジェセー・サドッキ(トランペット、フリューゲルホーン)
(文/麻生雅人)