ジャブチカーバのカイピリーニャ
2021年 10月 28日
ブラジルには、独特の特徴を持つご当地フルーツが存在する。木の幹に直接、実ることで知られる果実ジャブチカーバ(ジャボチカバ)も、そのひとつ。
ブドウとブルーベリーを掛け合わせたような外見とさわやかな甘みと柑橘のような芳香を持つ、紫色の果実ジャブチカーバ。木の幹にびっしり実がなる姿は、知らないと一瞬ぎょっとしそうだが、ミナスジェライス州を中心に主に南東部ではポピュラーな果実だ。
写真はミナスジェライス州サバラー市のジャブチカーバ。サバラーは、この果実の名産地としても知られている。
ブラジルの“スピリッツ”、カシャッサをベースにしたカクテルには、ブラジルの特産品を使ったレシピもいくつか存在するが、ジャブチカーバのレシピもある。
サンパウロ市のボヘミアンの街ヴィラ・マダレーナにあるレストラン「Cozinha com Z(コジーニャ・コン・ジー)」のメニューに、ジャブチカーバのカイピリーニャがある。レシピを考案したのはミクソロジストのマルコス・ミニョットさん。
<材料>
ジャブチカーバ 150g
ライム 2切れ
バジルの葉(小さめ) 5枚
カシャッサ 90ml
砂糖 コーヒースプーン2杯
氷
<作り方>
シェイカーに、バジル、ジャブチカーバ、ライム、砂糖を入れてシェイクする。続いて、カシャッサ、氷も加えてシェイクする。
ジャブチカーバは日本では静岡県の西川農場で生産されている。
(文/カシャッサ麻生、写真/Festival da Jabuticaba de Sabará/Divulgação)