リオのカーニバル、2日目はセリエAの9組が行進。一番手はトラヂサォン

3月1日（土）、サンボードロモで行われるリオデジャネイロのサンバカーニバル・パレードの2日目は、セリエAの9組が行進した。

この日の一番手はトラヂサォン。チームの旗を掲げて行進するポルタ・バンデイラと彼女をエスコ――トするメストリ・サラの役には、それぞれ12歳のJoana Falcão　ジョアンナ・ファウカォンと、14歳のThuan Matheus　トゥアン・マテウスが扮した。

同日付け「G1」（電子版）によると、ジョアンナが身に着けていたポルタ・バンデイラの衣装は約15kgで、彼女の体重は40kgだったとか。年齢は、ふたりのパフォーマンスにとってまったくハンデにはならなかったと同紙は伝える。

「凄く達成感です。3か月の時間をこの大役のために捧げました」（ジョアンナ）

テーマは、1888年に創設されたブラジルで最初の動物園である、ヴィラ・イザベウ地区の動物園。トラヂサォン」によると、動物園は動物の維持のために1940年から不法ながら「動物くじ」を作ったという。行進ではいくつかのアーラ（ブロック）で、人々が動物に扮した。

トラヂサォンの副代表でもあるRaphaela Nascimento　ハファエラ・ナシメントはハイーニャ・ヂ・バテリア（打楽器隊の女王）として打楽器隊を引率した。白と青をイメージした衣装はグローポ・エスペシアウのエスコーラ・ヂ・サンバのひとつポルテーラにオマージュを捧げたものとのこと。

行進のテーマ曲は「Sonhar com rei dá leão」。ちなみにこれはベイジャフロールの1976年のサンバエンヘードのリメイクとなる。

（文／麻生雅人、写真／Fernando Frazão／Agência Brasil）