第36回東京国際映画祭はじまる。ブラジル映画「パワー・アレイ」などを上映。

第36回東京国際映画祭（TIFF2023）が開催中だ。

10月23日（月）に東京ミッドタウン日比谷で開幕した同映画祭では、会期中、総勢2000名に及ぶ海外ゲストが来日する。

世界各国からプロデューサー、映画監督、俳優、脚本家、俳優など映画関係者が集い、パンデミック前と同様、国際映画祭らしい賑わいを見せている。

共同開催が恒例になりつつある「ラテンビート映画祭」も、ワールド・フォーカス部門内にて開催されている。

「ラテンビート映画祭2023」では、アルゼンチン、ブラジル、ルクセンブルク、チリ共作による強盗コメディ「犯罪者たち（Los Delincuentes）」が上映される。監督はアルゼンチンのロドリゴ・モレノ。

自らが勤める銀行の金を奪った男が、完全犯罪を実現するために驚くべき行動をとる…。カンヌ映画祭「ある視点」部門で上映された作品だ。

10月25日（水）19:50～　TOHOシネマズ シャンテ スクリーン２
10月30日（月）12:00～　丸の内TOEI
11月1日（水） 10:50～ TOHOシネマズ シャンテ スクリーン２

ユース部門のユースTIFFティーンズでは、リラ・ハラ監督作品のブラジル映画「パワー・アレイ（レヴァンチ）」が上映される。

選手権の前日に望まない妊娠が発覚した17歳のバレーボール選手が周囲に巻き起こす波紋を描く。多様な人種が入り乱れるブラジルのLGBT社会も活写される。

10月23日（月） 16:00～　シネスイッチ銀座１
10月28日（土） 13:30～　TOHOシネマズ シャンテ スクリーン２
10月31日（火） 16:25～　シネスイッチ銀座１

第36回東京国際映画祭は11月1日（水）まで開催。

（文／麻生雅人）