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第34回東京国際映画祭、10月30日(土)開幕。パブロ・ネルーダを題材にした作品も

「その日の夜明け」(写真/©Asoka Handagama)

第34回東京国際映画祭が10月30日(土)から開幕する。

同映画祭は、これまで六本木ヒルズを中心に開催されてきたが、今年(2021年)からメイン会場が日比谷・銀座・有楽町エリアに移る。

また、上映作品の枠組みは、2020年はコロナ渦下ということもあり特別編成のプログラムで開催されたが、今年かは「コンペティション」も開催されるほか、「アジアの未来」などおなじみのプログラムが復活。さらに新たなプログラムも誕生する。

「コンペティション 部門」では、世界各国・地域の応募作品の中から、厳正な審査を経た15本の作品を紹介する。今年は113の国と地域から1,533作品の応募があったという。

「アジアの未来 部門」では、長編映画3本目までのアジアの新鋭監督作品を紹介する。

「ガラ・セレクション 部門」では、エドガー・ライト監督の「ラストナイト・イン・ソーホー」、ウェス・アンダーソン監督の「フレンチ・ディスパッチ  ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」をはじめ、日本公開前の最新作10作品がプレミア上映される。

「ワールド・フォーカス 部門」では、世界の国際映画祭で注目された話題作や、日本での公開が決まっていない新作映画などを紹介する。同部門は「ラテンビート映画祭」ともコラボレーションしており、スペインや中南米作品も上映される。

「Nippon Cinema Now 部門」では、この1年の日本映画を対象に、特に海外に紹介されるべき日本映画という観点から選考された作品を上映する。

「ジャパニーズ・アニメーション 部門」では、本年3月に逝去したアニメーター大塚康生氏のドキュメンタリー映画や。「仮面ライダー」など特撮作品も上映される。

「日本映画クラシックス 部門」では、森田芳光監督作品、田中絹代監督作品を特集上映する。

「東京国際映画祭」は、ブラジル映画やブラジルにゆかりのある作品を観ることができる貴重な場としてもおなじみもだが、本年もブラジルにゆかりのある作品が上映される。

「その日の夜明け」(「コンペティション 部門」)は、チリの外交官でもあった詩人パブロ・ネルーダが、チリ領事として英領セイロンに赴任していた頃を映画いたスリランカ映画。

ブラジルにも赴任していたことのあるパブロ・ネルーダは、同じく外交官であり詩人であったヴィニシウス・ジ・モライスとも深い交流があったことでも知られ、ヴィニシウスの詩集「パブロ・ネリーダの博物誌~彼方から届きし哀歌(História Natural de Pablo Neruda: a Elegia Que Vem de Longe)」でも、交流の様子が記されている。ブラジル文学ファン、ヴィニシウス・ファンも必見の作品だ。

上映:
11月3日(水) 10:30~ TOHOシネマズ シャンテ スクリーン3
11月6日(土) 12:15~ TOHOシネマズ シャンテ スクリーン3

「Murina ムリナ」(「ワールド・フォーカス 部門」)はクロアチア/ブラジル/アメリカ/スロベニアの合作映画。「君の名前で僕を呼んで」の制作陣に名を連ねていたブラジル人プロデューサーのロウレンソ・サンターナ(エグゼクティブ・プロデューサー)とホドリゴ・テイシェイラ(プロデューサー)が今回も参加している。

上映:
10月30日(土) 14:00~ シネスイッチ銀座 シネスイッチ1
11月4日(木) 16:10~ TOHOシネマズ シャンテ スクリーン3

映画祭は11月8日(月)まで。詳細は公式HP(https://2021.tiff-jp.net/ja/)を参照。

(文/麻生雅人)

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