2015年の所得税調整率は4.5%で実質的な増税となる可能性強まる

2015年 01月 23日
連邦下院議会

ジウマ大統領が(1月)20日、今年(2015年)の所得税は6.5%の調整とするという連邦議会が承認した案に拒否権を行使したと21日付伯字各紙が報じた。

所得税は、国立社会保険院(INSS)負担分(0.8%)を差し引いた後の給与額で計算されるが、14年のインフレ率が6.41%だから、それ以下の調整だと、実質的な増税となる。

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ジウマ大統領、ボリビアを訪問。エヴォ・モラレス大統領の就任式(3期目)出席のため

2015年 01月 22日
ジウマ大統領とモラレス大統領

ジウマ大(・フセフィ/ルセフ/ルセーフ)統領は(1月)22日、ボリビアの首都ラパスを訪れ、3期目となるエヴォ・モラレス大統領の大統領就任式に出席した。

今回、ジウマ大統領がこの式に参加することにしたのは、エヴォ・モラレス氏が1月1日にブラジリアで行われたジウマ氏の再任式にかけつけたことへの返礼としてだ。

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ブラジル石油公社、製油所建設で多額の損害を予想しながらも投資

2015年 01月 20日
ペトロブラス

ペトロブラス(ブラジル石油公社、PB)がペルナンブッコ州に所有するアブレウ・イ・リマ製油所(Rnest)の建設に関し、ギド・マンテガ財務相(当時)を含む同公社の経営審議会が2012年、32億USドル相当の損害が出る見込みだったにもかかわらず、工事継続の判断を出していたことが明らかとなった。18~19日付伯字紙が報じている。

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ブラジル政府、インドネシアでのブラジル人死刑執行に抗議。駐インドネシアの大使を召還

2015年 01月 19日
ブラジル、インドネシアの死刑に反発

ブラジル人マルコ・アルシェル氏の遺体はインドネシアで火葬されたと、1月18日(日)、ジャカルタのブラジル大使館が公表した。

遺灰は彼の叔母に当たるマリア・ジ・ルーデス・アルチェル・ピントさんによってブラジルに運ばれる模様。アルシェル氏は麻薬密売容疑で有罪判決が言い渡されており、17日、銃殺刑に処せられた。アルシェル氏以外にも麻薬密売で有罪判決を受けていたブラジル人以外の5人が処刑された。

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サンパウロで今年2度目の公共料金値上げ反対デモ

2015年 01月 18日
公共運賃値上げ反対デモ サンパウロ2015

1月16日(金)、サンパウロ市の公共運賃値上げ反対を訴える抗議デモが行われ、抗議集団は夜20時15分ごろ、市の旧市街区(セントロ)お茶の水橋にあるサンパウロ市役所前にたどり着いた。

警察は市役所の建物の前に非常線を張っていた。軍警察によるとデモの参加者は約3000人だったという。デモを主催したフリーパス運動(MPL)は2万人以上がデモに参加したと述べた。

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インドネシアで極刑判決を受けていたブラジル人の死刑が執行に。ブラジル人が国外で犯罪による死刑を執行されたのは初

2015年 01月 18日
インドネシア ブラジル人死刑

リオデジャネイロ市出身のブラジル人男性マルコ・アルシェル・カルドーゾ・モレイラ氏(53)が1月17日(土)午後、麻薬取引の罪で銃殺刑に処された。

ブラジル人がブラジル国外で犯罪によって処刑されたのは、アルシェル氏が初めてだという。ジャカルタのブラジル大使館を通じて情報が確認された。同日、同じ罪で逮捕されていた5名も銃殺刑に処された。

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大統領候補が死亡した飛行機墜落事故原因、調査結果公表へ

2015年 01月 16日
エドゥアルド・カンポス 死因

昨年(2014年)8月、大統領選キャンペーン中に死去したエドゥアルド・カンポス氏(ブラジル社会党:PSB)の搭乗機墜落の原因は、操縦士の過失が重なった結果との調査結果がまとまったようだ。16日付「エスタード」紙が報じている。

カンポス氏を乗せた小型機「セスナ560XL」は、14年8月13日午前9時21分にリオのサントス・ドゥモン空港を飛び立ち、サンパウロ州サントスに向かったが、午前10時頃、サントス市ヴァイア・デ・アブレウ通りに墜落し、乗っていた7人全員が死亡、現場周辺にいた10人が負傷する惨事となった。

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ブラジル、2015年1月15日で軍事独裁政権終焉から30年

2015年 01月 15日
軍事政権終焉30年

(2015年)1月15日で、ブラジルが21年続いた軍事政権を終え、民主政治に復帰して30年が経過した。

15日付「フォーリャ」紙が、30年前の1985年1月15日にどのような形で民主政治が復活したかを報じている。

軍事政権終焉の兆しは1982年の統一選の時からあった。

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