ブラジル、失望多きゆく年と、課題だらけの来る年

2014年 12月 28日
ワールドカップ ブラジル対メキシコ ネイマール

ようやく30度を超す暑い日差しとなり、毎日午後には驟雨(しゅうう)が降る夏を迎え、街はクリスマス一色で装飾やイルミネーションに溢れているが、経済停滞により盛り上がりに欠けるクリスマス商戦とともに14年も間もなく終わろうとしている。

振り返ってみると、今年もブラジルは話題に事欠かない1年であった。

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サンパウロ美術館(MASP)、2015年より入館料を値上げ

2014年 12月 28日
サンパウロ美術館

12月18日に公表された官報によると、サンパウロの芸術、観光、考古学の歴史遺産保護評議会(Condephaat)が満場一致でサンパウロ美術館(MASP)の保全に取り組むための規制案を採択したと現地メディア(「エスタダォン」12月25日)が伝えている。

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治安維持部隊UPP配置から6年。変わりゆくファヴェーラ

2014年 12月 26日
モーホ サンタマルタ

リオデジャネイロ市南部(ゾナスウ)のボタフォーゴ地区モーホ・サンタマルタは、ファヴェーラに常駐する治安維持部隊UPP(ウー・ペー・ペー)が最初に設置された街。以降、治安維持部隊UPP(ウー・ペー・ペー)はリオのさまざまなファヴェーラに次々と設置されている。

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ペトロブラス、グラッサ総裁は元社員の告発に反論。製油所建設関連での汚職報告の事実も否定

2014年 12月 23日
グラッサフォステル

(12月)21日放送のテレビ番組でペトロブラス(PB)元社員から批判を受けた同公社のグラッサ・フォステル総裁は、同社員が行っていたと主張する内部告発について、「汚職が存在するなどとは言っていなかった」として反論した。23日付伯字紙が報じている。

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ペトロブラス贈収賄事件、関与が疑われる政治家の起訴は2月以降に。新聞は疑惑の28名のリストを公開

2014年 12月 23日
ペトロロン 疑惑政治家リスト

連邦検察庁のロドリゴ(ホドリゴ)・ジャノー長官は12月(18日)、ラヴァ・ジャット作戦でペトロブラス(PB)疑惑(ペトロロン)に関与した政治家らの起訴は来年2月以降になることを明らかにした。

19日付エスタード紙は既に告発が予想されている政治家28人の名前を掲載、その中には第1期ジウマ政権の官房長官だったアントニオ・パロッシ氏などの名前も含まれている。18~19日付伯字紙が報じている。

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クリスマスパーティのおもてなし、用意すべき食事の量とは!?

2014年 12月 23日
クリスマスパーティの料理の量

間もなくクリスマスがやってくる。ブラジルでもクリスマスには多くの家庭で、家族や友人知人を招いてのパーティーが開かれる。

客を迎える側の人には、スーパーで品を手に取りながら、どれだけの量の料理や飲み物を用意するべきか、頭を悩ませている方も多いのでは…?

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サンパウロ市のバスから料金徴収係りがなくなる!?

2014年 12月 23日
料金徴収係

フェルナンド・ハダジ(アダジ)聖(サンパウロ)市市長(労働者党・PT)は、今後新しく市内を走るバスに料金徴収係を置かないことを計画していると20日付フォーリャ紙が報じている。

以前より検討されていたこの計画は、与党が市議会で(12月)19日未明、2001年制定の「バスには(運転手と料金徴収係の)2人を載せなくてはいけない」という法律の変更に成功したことで推進の機運が高まった。

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金融・経済系のコンサルティング会社が選んだ、ブラジル最優良都市とは…

2014年 12月 22日
santos

ブラジルのコンサルティング会社「デルタ・エコノミクス&ファイナンス」による調査で、ブラジル最優良都市100のランキングが発表されたと現地メディア「エザミ」が報じた(12月5日づけ)。

調査は、ブラジル国内5500以上の都市のそれぞれの77にも及ぶ特徴を分析し、生活品質、健康、教育、公共の安全性、衛生、経済について点数をつけ、結論づけている。

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