サントス港の燃料タンク火災で罰金。責任会社に約8億9千万円

2015年 04月 17日
サントス火災

環境衛生技術公社(もしくは環境浄化技術公社、Cetesb)が4月15日、サンパウロ州サントス市アラモア区で9日間続いた火災により、住民を危険にさらし、環境破壊を引き起こしたとして、ウルトラカルゴ社に2250万レアルの罰金を課した。

同社は「正式書面を精査し、定められた期日以内にCetecbに返答する」と文書で発表した。

続きを読む

2014年のブラジルの輸出額は7%減。主要30カ国中最大の減額

2015年 04月 16日
牛肉輸出ブラジル

4月14日に世界貿易機関(WTO)が発表した報告書によると、2014年のブラジルの輸出額は前年比マイナス7%で、世界の主要輸出国30カ国中で最大の下げ幅を記録したと15日付伯字各紙が報じている。

この結果、ブラジルは輸出高による順位を三つ下げ、25位となった。これは04年以来の最低順位となる。

続きを読む

ペトロブラス贈収賄事件捜査に進展。厚生省絡みの不正に関与した政治家にもメス

2015年 04月 12日
ペトロブラス贈収賄事件捜査に進展

連邦警察は4月10日、ブラジル石油公社(ペトロブラス)が関与した汚職事件に対する特別捜査「ラヴァ・ジャット作戦」第11弾として7名を逮捕。

その中には、アンドレ・ヴァルガス容疑者(元労働者党・PT、現在は無所属)、ルイス・アルゴーロ容疑者(連帯・SD)、ペドロ・コヘア容疑者(進歩党・PP)の3人の元下院議員が含まれていた。

続きを読む

ペトロブラス贈収賄事件、ブラジルに進出する日本企業の業績にも影響

2015年 04月 12日
ペトロブラス贈収賄

ブラジルに進出する日系企業が、続々と大苦戦を強いられている。特に昨年後半からペトロブラス収賄疑惑(以下、PB疑惑)捜査が進展し、日系の関連企業も直接間接に巻き込まれている。

日本での報道よれば、キリンホールディングスはブラジル社の業績不振が影響して本社の社長交代まで、再進出したばかりのIHIは汚職捜査絡みでペトロブラスの資金が止まり受注残約200億円で中止状態、東洋エンジニアリングも収益悪化のリスクにさらされているという。

続きを読む

サントス燃料タンク火災、経済と環境にダメージ与える

2015年 04月 11日
サントス火災

4月2日(木)にブラジル、サンパウロ州サントス市アレモア地区で発生したウートラカーゴ社の6台の燃料タンク火災は10日(金)に鎮火。死亡者は出なかったが、自然環境と経済に影響をもたらした。現地メディア(「G1」10日づけ)が伝えている。

消防隊は9日間の消火活動で、海からくみ上げた海水など約80億リットルの水を使った。消火で汚染された水は海に流れ、何千匹もの魚が死んだ。

続きを読む

サントスの燃料タンク火災、192時間を経てようやく鎮火

2015年 04月 11日
サントス火災鎮火

4月2日(木)にブラジル、サンパウロ州サントス市アレモア地区で発生したウートラカーゴ社の6台の燃料タンク火災は、9日目の4月10日(金)、192時間後にようやく鎮火したと消防署が発表した。現地メディア(「G1」同日づけ)が伝えた。

消防隊は8日に政府から支給された鎮火泡剤コールドファイアを使用。一度は鎮火したかに見えたが再び火は燃え始め、さらに消火活動が続けられていた。

続きを読む

サントスの燃料ターミナル火災、4日目で未だ鎮火せず

2015年 04月 5日
サントス火災

4月2日(木)の朝10時頃、ブラジルのサンパウロ州サントス市アレモア地区にあるウートラカーゴ社のアルコールやガソリンなどの液体燃料貯蔵タンクターミナルで火災が発生した。

最初の火災はひとつのタンクから始まったが、4日(土)には6つめのタンクにも引火。5日(日)の朝10時ごろにもまだ消火は成功していない。グローボ系列の「エポカ・ネゴシオス」誌(電子版、4日~5日づけ)が伝えている。

続きを読む

世界各地の都市が参加したアースアワーの消灯リレー。ブラジルでは200以上の自治体が参加

2015年 04月 1日
アースアワー ブラジリア

3月28日(土)、ブラジルの26の州都と連邦直轄区、180以上の市、600以上のモニュメントが、アースアワーのムーヴメントに同調して明かりを消したと、世界自然保護基金(WWF)が3月29日(日)に公表した。

アースアワー(ブラジルではオーラ・ド・プラネッタ)は年に1回、毎年3月の末ごろに開催される運動。世界中の各地で、その土地の時間で夜の8時30分から9時30分まで電気を消すというもの。

続きを読む