ブラジルの食糧パワー~最新コーヒー事情

2015年 05月 29日
コーヒー事情

「銀ブラ」の語源は「銀座でブラジルコーヒーを飲む」ことだとする俗説があるほど、日本のコーヒー文化形成にブラジルコーヒーが与えた影響は大きい。

しかし、今やブラジルは日本にとってだけでなく、世界にとって欠かせないコーヒー産地となっている。

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日系茶畑で蘇るブラジル産紅茶。新ブランド名は「おばあ茶ん」

2015年 04月 10日
おばあ茶ん

かつて”紅茶の都”として栄えた(ブラジル)サンパウロ州レジストロだが、紅茶産業は輸出に依存していたため、20年ほど前からのレアル高で国際競争力を失い、衰退の一途をたどった。

5歳から携わるこの紅茶産業を守ろうと、島田梅エリザベッチさん(本名梅子、88、二世)が立ち上がった。荒れ行く茶畑に心を痛めて一念発起し、自宅の一角に「天谷」に次ぐ第二の製茶工場を設立し、なんと昨年11月に新銘柄「おばあ茶ん」を立ち上げた。

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続くトラック運転手の道路封鎖ストライキ。ガソリン料金の引き上げで影響を受ける農業従事者や小売業者も連帯

2015年 03月 1日
トラックデモ支援

2月23日以降、ブラジル各地のトラック運転手による道路封鎖は警察の介入、罰金などで減りつつあるものの、未だ国内の経済に大きな影響を与えている。

TVグローボが2月27日、番組「ジョルナウ・ナシオナウ」で伝えたところによると、トラック運転手たちはブラジルの5州で55か所の幹線道路で道路封鎖を継続しているという。

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ブラジル発オーガニック・グルメ・チョコレートのパイオニア「AMMA(アマ)」(前編)

2015年 02月 12日
アマ・ショコラッチ

バレンタインデーが近づいて、日本ではデパートでもコンビニでもチョコレートがズラリと展開されていることと思いますが、一昔に比べるとチョコレートの種類も格段に増えて、実にさまざまなタイプの製品が並んでいます。

日本でも、オーガニック・チョコレート、Bean to Bar、Tree to Bar(カカオの豆(bean)や木(Tree)の栽培からタブレット(Bar)作りまでの全ての工程を一括管理して作るチョコレート)のチョコレートに注目が集まっているようです。

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パラー州。日系移民の街トメアスーで、アグロフォレストリー(森林農法)を見学。

2015年 02月 4日
トメアスー市看板

今回は前回のアマゾナス州のお隣、北部地方のパラー州についてご紹介したいと思います。

州都のベレンはよくご存じの方もいらっしゃると思いますので、わたくしからはブラジル日系移民入植地の代表的存在であるTomé-Açu(トメアスー)移住地を訪問した際の写真をご紹介します。

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サンパウロ州の水不足、飲食業や農業にも影響。コスト転嫁による値上げの可能性も

2015年 01月 26日
農作物ブラジル

ブラジル連邦政府は(1月)23日、大統領府で南東伯(ブラジル南東部)の水危機に関する緊急会議を行い、同伯の状況は「危惧すべき問題」とした。

その対策として、南パライバ川の水をカンタレイラ水系につなぐ工事は経済活性化計画(PAC)のひとつとすることも発表した。24、25日付伯字紙が報じている。

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ブラジルのコーヒー輸出が大幅増。2014年に新記録達成

2015年 01月 15日
コーヒーの実

コーヒー輸出業者審議会(CECAFE)が(1月)13日、14年のカフェの輸出は前年比14.7%という大幅な伸びを記録し、60キロ入りの袋3632万俵という新記録を達成したと発表した。

輸出先のトップは米国の20%、2位はドイツの19%だった。地域別では前年比17%増の欧州がトップで、輸出総量の55%を売り上げた。2位は北米の24%で、アジアは16%、南米は3%だった。

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葡萄やアメイシャ(プルーン)…。ポルトアレグリ市で果物、今年の初収穫。直販市も開催

2015年 01月 12日
ポルトアレグリ市果物収穫

1月10日(土)から、リオグランジドスウ州ポルトアレグリ市ベレン・ヴェーリョ地区にあるノッサ・セニョーラ・ジ・ベレン・ヴェーリョ広場で「第24回葡萄とアメイシャ(ブラジル版プルーン)祭」が開催されている。

同イベントは1月10日と11日に開催されたほか、17日、18日にも行われる。イベントの開催時間は朝9時から夜8時まで。同市が広報している。

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