ブラジルのコーヒー輸出が大幅増。2014年に新記録達成

2015年 01月 15日

コーヒーの実

コーヒー輸出業者審議会(CECAFE)が(1月)13日、14年のカフェの輸出は前年比14.7%という大幅な伸びを記録し、60キロ入りの袋3632万俵という新記録を達成したと発表した。

輸出先のトップは米国の20%、2位はドイツの19%だった。地域別では前年比17%増の欧州がトップで、輸出総量の55%を売り上げた。2位は北米の24%で、アジアは16%、南米は3%だった。

輸出総額は65億8千万ドルで、13年比26%の伸びを記録した。

アラビカ種は輸出量の81%を占め、例年通りトップだった。ロブスタ種は9.5%で、残りの9.5%は焙煎した豆や挽いた後の粉、インスタントコーヒーが占めた。

一方、国家配給公社(Conab)は12日、2015年の収量の予想を発表した。今年のカフェの収量は60キロの袋で4411万~4661万俵に及ぶと見られている。最小値の場合は昨年比2.7%の減産となるが、最大値の場合は2.8%の増産となる。作付面積は194万ヘクタールになる見込みで、昨農年より0.6%減ると見られている(14日付エスタード紙より)。

(記事提供/ニッケイ新聞、写真/Imprensa MG)
写真はミナスジェライス州、コーヒーの実