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ブラジルで最初に通貨を鋳造したのはオランダ人

ブラジルのオランダ人

ブラジルはポルトガル人の植民地だった場所ですが、1630年から1654年までの短い期間においては、オランダ人がブラジルを支配していました。オランダ人の勢力が及んだのは、現在のペルナンブーコ州を中心としたノルデスチ(ブラジル北東部)でした。

オランダ人は、ブラジルの歴史、とくにペルナンブーコ州の歴史において重要な役割を果たしています。

ペルナンブーコ州の州都であるレシフェ(ヘシーフィ)はかつては港があるに過ぎない場所でしたが、オランダ人が「低い所が好き」という理由で開発を進めたことが基礎となり、現在ではノルデスチの一大経済都市に変貌を遂げています。

オランダ人が来る前のペルナンブーコの経済的中心部は、オリンダでしたが、オランダ人に打ち棄てられた結果、現在では歴史的な街並みを残すエリアとして世界遺産に登録されるに至っています。

オランダ人によるブラジル支配は短命に終わりますが、ポルトガル軍による支配から逃れるために北アメリカに渡ったペルナンブーコのユダヤ人が「ニューヨーク」を建設したという話もあり、オランダ人とブラジルの歴史への関わりについての興味は尽きません。

実は、オランダ人はもう一つ、ブラジルにおいて重要な役割を果たしています。彼らは、ブラジルにおいて初めての通貨を鋳造したのです(次ページへつづく)。

(文/唐木真吾、写真/Fabiano de Bruin/Expoflora 2016)
写真は9月23日、サンパウロ州オランブラ市。第二次大戦後にオランダからやってきた移民によって1948年に作られた植民地を土台に、1991年に創設された。毎年9月に行われる春の祭りではオランダの民俗芸能などが披露される

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著者紹介

1982年長野県生まれ。東京在住。2005年に早稲田大学商学部を卒業後、監査法人に就職。2012年に食品会社に転職し、ブラジルに5年8カ月間駐在。2018年2月に日本へ帰国。ブログ「ブラジル余話(http://tabatashingo.com/top/)」では、日本人の少ないブラジル北東部のさらに内陸部(ペルナンブーコ州ペトロリーナ)から見たブラジルを紹介している。